論文を英訳するべきかを判断するための3つのヒント

論文を英訳するべきかを判断するための3つのヒント

世界の科学コミュニケーション(論文出版、学会発表、SNSでの情報発信など)の共通語は英語です。論文出版においては、査読付き一流誌のほとんどが英語で出版されており、自然科学分野で採録されている論文の90%以上が英語で出版されています。したがって、日本(非英語圏)の研究者であっても、英語での論文出版は研究者として避けては通れないものであると言えるでしょう。国際英文誌に論文を出版すると、研究者として国際的な評価が得られるだけでなく、研究成果がより多くの人々の目に触れる機会を増やすことができます。論文がより多くの人々に読まれることで、(1)被引用数が増える、(2)共同研究や新たな研究プロジェクトにつながるチャンスが増える、(3)ほかの研究者が知見を応用し科学の進歩に貢献できるチャンスが増える、といったさまざまなメリットが生まれます。


とはいえ、すべての研究成果を英語論文としてアウトプットすることは、日本の研究者にとって非効率的な場合もあります。どのような場合に国際英文誌に論文を出版すべきかについては以下の3つのヒントを考慮してみてください。


論文を英訳して国際誌に投稿するかどうかを判断するための3つのヒント


①研究者としての目標:英語圏の研究者は母国語で論文を書くことで、自然と先述したメリットを得るチャンスがあります。しかし、日本の研究者は、ただでさえ困難な論文執筆に加えて、一度日本語で書いたものを英訳するというもう一つのタスクを負わなければなりません。したがって、その苦労を乗り越えて国際誌で論文を出版するメリットを享受したいかどうか、する必要があるかどうかを一度確認する必要があるでしょう。


研究テーマの普遍性:研究テーマが国際的な関心事であるかどうかを検討しましょう。たとえば、地域固有の特産品の開発に関する研究などは、国際的に高い関心があるとは言えない場合もあるでしょう。もちろん、その地域の特殊性が他地域との相関性において重要な知見となり得ることもあるため、必ずしも地域固有の研究がその地域のみの関心事であるとは限りません。


論文の出版歴:すでに日本語(母国語)で出版済みの論文を英訳して国際誌に再投稿(二次出版)する場合は、「翻訳剽窃translated plagiarism)」に注意しましょう。ただし、二次出版には研究をより広く伝えるという意義があるため、すべての二次出版が剽窃と見なされるわけではなく、元の出版社と再投稿先の出版社から承認を得る、元の論文の出典を明示する、といった要件を満たせば問題なく出版することができます。翻訳版の投稿を検討している場合は、ICMJE(国際医学雑誌編集者委員会)が定める許容される二次出版に関するガイドラインを参照してください。また、以下の記事でも論文の翻訳版の倫理的問題について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください:

質問国内公刊済みの日本語論文を、英訳して海外誌に投稿することは不正か?

質問日本語にてすでに出版済みの論文を、翻訳して海外の学会で発表することは可能ですか。


国際英文誌への論文投稿の難しさ


以上の要素を考慮した上で国際誌への論文投稿を決意したのなら、いよいよ英語での論文執筆プロセスが始まります。しかし、日本の研究者で一から英語論文をスムーズに執筆できる人は少ないでしょう。まずは日本語で書いたものを翻訳するというステップを踏む研究者も多いのではないでしょうか。科学論文の翻訳の中でもっとも困難なことの一つは、原文の意図を変えることなく訳すということです。さらに、ジャーナルの投稿規定を読み解きながら、フォーマットなどを含めた国際誌の水準を満たすものに仕上げることも骨の折れる作業となるでしょう。


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高品質な英語論文を書くためのヒント5

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