質問: 再投稿での長期の査読期間

質問の内容 -
論文投稿後、一名の査読者からはすぐOKが得られたのですが、もう一名より問題点の指摘がありました。査読結果に従い、新たな解析等を含め修正を行うも、その度に以前にはなかった新たな修正の指示がみられます。すでに4回目の再投稿となっています。なにより困っているのはそのreviewerの査読期間が再投稿のたび1ヶ月以上を要していることです。現在シンプルな修正に対し、1ヶ月以上under reviewのままとなっています。 これは学位論文であり、その旨も編集部に当初より連絡していたのですが、すでに留年が決定しました。私としては指摘のたびにreviewerの意見を尊重し、迅速に、ほぼ完璧かつ丁寧に対応を行ってきたつもり(共著者も同様の意見)なのですが、正直我慢も限界に近いところです。 このような場合、編集部になんらか対応を依頼することは可能でしょうか。
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回答:

あいにく、査読者の中にはなかなか満足してくれない人がいます。編集部に助けを求めても、どうにもならないでしょう。修正原稿は編集者を通して査読に送られているので、編集者は査読の回数を承知しているはずです。残念ながら、この段階でできることはほとんどありません。不満を伝えることで査読者や編集者の心証を悪くし、リジェクトにつながらないとも限りませんので、じっと堪えるのが得策でしょう。今できるのは、進捗状況の確認を丁重に求めることぐらいです。原稿を取り下げて別のジャーナルに投稿することも可能ですが、それは、プロセスを最初からやり直すことを意味します。あなたの原稿は、査読プロセスの中では進んだ段階にあるので、もうしばらく耐えてみてください。じれったい気持ちはよく分かりますが、冷静さを保ちましょう。判定が遠からず出ることを祈っています!

こちらのEbook「落ち着いて待つ:論文ステータスを理解するためのガイド」も役に立つと思いますので、参考にしてみてください。


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