質問: 査読依頼への反応が遅い査読者について、編集者に問い合わせるべき?

質問の内容 -
投稿先のジャーナルでは、論文のステータスを追跡できるようになっています。ステータスの最新情報を見ると、3人の査読者のうち2人はすぐに査読依頼に返信したようです。返信した2人のうちの1人は、5日後に査読報告書を返送しています。しかし、残りの1人の査読者は「不可解なほど」時間がかかっています。この査読者は、私の論文の査読をするかどうかについての返事もしていません。このことについて、編集者に問い合わせてみるべきでしょうか? 
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回答:

ご質問からは、査読者に査読依頼が送られてからどれぐらい時間がたっているのかが分かりません。どの程度の時間がたったのか分からない状態で、査読者の回答時間が「不可解なほど」長いかどうかを判断するのは難しいと思います。他の査読者の回答が迅速だったので、それと比べると、未回答の査読者のかけている時間が長く感じられるのかもしれません。実際、この2名の査読者の反応は非常に早かったと思います。とくに、5日で査読を終えるのは異例の速さです。査読者は普通、2~3週間からときには数ヶ月かけて査読を終了します。査読依頼が送られてからまだ数週間しかたっていないのなら、長期間が経過したとはいえません。


一般に、ジャーナルには、査読依頼の送付から返信までの期間を定めた方針があります。定められた期日を過ぎると、編集者はリマインダーを出したり、他の査読者を探したりします。これは編集者の義務ですから、規定の期日が過ぎれば、編集者は他の査読者に必ず依頼するはずです。査読依頼後2~3週間なのであれば、編集者にメールを出す必要はないでしょう。


ただ、そのステータスが2ヶ月以上も変わらないのであれば、査読の進捗状況について編集者にメールで問い合わせてみてもよいでしょう。場合によっては、査読者を提案することもできるかもしれません。


このコンテンツは「原稿の追跡」ステージに属しています。

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