シルバーウィークはピアレビュー・ウィークに参加しよう！
9月と言えば何を連想しますか？残暑？台風？それとも大型連休のシルバーウィーク？そのシルバーウィークに、毎年恒例の大規模な学術イベント、ピアレビュー・ウィークが予定されています。このイベントについて初めて耳にするという方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。聞いたことがある、参加したことがあるという方も、最新のイベント情報をぜひご確認ください。
ピアレビュー・ウィークとは？
ご存じのとおり、査読は科学の質を維持する上で重要な役割を果たしています。ピアレビュー・ウィークは、世界中の学術関係者が一堂に会し、査読の重要な役割について再認識するためのグローバルイベントです。
ピアレビュー・ウィークでは毎年、査読にまつわる1つのテーマを設定しています。ピアレビュー・ウィーク2021のテーマは、「査読におけるアイデンティティ(Identity in Peer Review)」。査読の多様性、公平性、包摂性に焦点を当て、ウェビナーをはじめとする様々な企画を通してテーマを探求し、議論を深めます。
ピアレビュー・ウィークへの参加をおすすめする理由
ピアレビュー・ウィークは、世界中の科学コミュニティが結集する学術出版界の大規模イベントです。参加すると、次のようなメリットがあります。
- ネットワークが広がる
ピアレビュー・ウィークは、世界中の仲間たちと知り合い、つながり、対話する絶好の機会です。
- 査読とその重要な役割について詳しく知ることができる
普段はあまり注目を浴びることのない裏方作業と考えられがちな査読ですが、科学の質を維持する重要性は測り知れません。査読のプロセスと、それが科学研究をどのように形作っているかについて、より深く知ることができます。
- ジャーナル編集者や査読者の仕事への理解が深まる
論文を執筆して投稿する研究者も大変ですが、大量の論文を受け取って精査する編集者や査読者もまた大変です。このイベントでは、研究者、編集者、査読者が互いの立場への理解を深める機会が得られます。
- ベストプラクティスを知って研究の改善につなげることができる
査読はあくまでも、優れた研究を世に出すためのお手伝いです。優れた研究を発表するためのベストプラクティスを、査読の観点から見直すことができます。
ピアレビュー・ウィーク2021にぜひご参加を！
ピアレビュー・ウィーク2021のテーマは、「査読におけるアイデンティティ」です。これは、今の時代において非常に有意義なトピックです。
新型コロナウイルスの蔓延はさまざまな矛盾や不平等を引き起こし、社会正義を求める運動が世界各地で活発になりました。その結果、国、人種、性別、職業、文化といったアイデンティティへの意識がより高まっています。学術界では、多様な意見を反映した論文を発表することがますます重要性を増していますが、その過程で欠かせないのが査読です。
まだまだ新型コロナウイルス感染症は終息が見えず、人々の交流は途絶えたままです。そこで今年のシルバーウィークはピアレビュー・ウィーク2021に参加してみてはいかがでしょうか？
イベントの日程や詳細は、こちらからご確認頂けます。
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