質問: original articleからsystematic review

質問の内容 -
過去の文献で結果の考察が相反している領域のoriginal articleを執筆しました。この領域は未だsystematic review and meta-analysisがなく、興味深いのですが、いざ執筆するとなると、introduction, discussionの一部が重複するのではと危惧しています。対処法はありますでしょうか?
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回答:

あなたがしようとしているのは、一種の「メタ研究」、つまり、「研究についての研究」だと思われます。これは、研究領域として興味深いものです。

ただ、ご質問からは、1つもしくは少数の論文に基づくシステマティックレビューであるように読み取れます。そうであれば少々問題となりますし、イントロダクションと考察を原著論文と異なるものにする上で壁に当たっていることの理由にもなります。システマティックレビューもしくは何らかの二次研究は、少数ではなく、ある程度の数の論文に基づくものでなければなりません。これは、研究対象の問題に関する複数の研究の主張をしっかりと把握し、そこから異なる視点を得られるようにするためです。ベースが少数の論文でしかなければ、多角的な視点は得られないので、その場合はシステマティックレビューとは言えないでしょう。

今回行おうとしている研究が斬新に見え、まだ誰も手をつけていないように見えるのは、焦点が狭すぎるから、ということも考えられます。研究の焦点は、広すぎても狭すぎても良くありません。広すぎれば研究が延々と続くことになりますし、狭すぎれば、調べることが少なすぎることになります。

あなたの研究がどの段階にあるのかは分かりませんが、より多くの論文をレビュー対象に含めることが難しいようであれば、いったん立ち止まり、別のクエスチョンを立てるべきかもしれません。そうすることで、別のトピックのシステマティックレビューにつながったり、異なる研究に結びついたりする可能性もあります。

上記の内容については、以下の記事も参考にしてみてください:

もう1つの課題(イントロダクションと考察のセクションが重複しないようにすること)についてですが、これは、クエスチョン(の焦点)に関する点が解決すれば、問題とはならないはずです。また、これらのセクションは、ほかの研究とは異なるものであることを示す上で、とくに大きな役割を果たす部分です。つまり、トピックに関する視点を示す箇所なので、自分の言葉で書く必要があるということです。この点に注意しましょう。

これらのセクションの執筆については、以下の記事を参考にしてください:


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