ベルギーのブランケンベルヘでのEASE-ISMTE合同会議にて、エディテージ(カクタス)がベストポスター賞を獲得!

ベルギーのブランケンベルヘでのEASE-ISMTE合同会議にて、エディテージ(カクタス)がベストポスター賞を獲得!

9月23日、24日にベルギーのブランケンベルヘで開催された、ヨーロピアン・アソシエーション・オブ・サイエンス・エディター(EASE)とインターナショナル・ソサイエティ・マネージング・テクニカル・エディターズ(ISMTE)の初の合同会議で、投稿サポートサービス担当のマネージャー、シャジア・カーナムと、学術コミュニケーション担当のエディター、クラリンダ・セレホは、忘れられないすばらしい時間を過ごしました。

 

2人は、「論文校閲者は、論文の査読を早くする手助けができるか?」というタイトルのポスター発表をし、ベストポスター賞を受賞したのです。カクタスが国際会議でベストポスター賞を受賞するのは、これで4回目になります。2人のポスターのアブストラクトはこちらからご覧ください。

約85名のエディターと論文出版の専門家が参加し、会議そのものが大変興味深く、有益なものでした。食事をとりながらの交流、分科会セッションでの議論からは、査読、投稿倫理、インパクトを測る新しい尺度など業界における様々な最新の話題について、考える材料がたくさん得られました。

基調演説を行った、投稿コンサルタントで投稿倫理委員会(COPE)の委員の一人であるアイリーン・ヘイムス(Irene Hames)博士は、査読プロセスが破たん状態であると述べ、これからの査読について論じました。博士によると、現在査読付きジャーナルは28,000あり、1年に170~180万本の論文が査読され、1年間でだいたい1,500万時間が、結局はリジェクトされる論文の査読に費やされているということです。いろいろな調査にもとづいて、研究者は査読プロセスを変えたいのではなく、改善したいと思っているというのが、博士の認識です。博士の考えによれば、ジャーナルが導入している投稿のモデルに頼らずとも、質が高く優れた査読が行われな

ければなりません。査読がどのような形式で行われているか、また査読期間やリジェクト率などの詳しい情報について、ジャーナルにはもっと透明性を高めてほしいとのことです。「査読者がアドバイスし、エディターが決定する!」という格言を使い、査読プロセスではジャーナルのエディターが最終決定者となり、査読者に責任を押しつけないようにしなければならないと、強調していました。

また、時間の節約システムとしてのポータブルな(移植可能な)査読についても説明がありました。ポータブルな査読とは、リジェクトされた論文を査読者のコメントともに、新しく別のジャーナルに送ることができることを指します。ただ、ジャーナルは「誰が査読者を所有するのか」明らかにしなければならない、とも言っていました。講演の締めくくりは、本当の査読は掲載後に始まる、つまり掲載された論文はリサーチコミュニティ全体と社会全体によって、綿密に調べられるという心強い意見でした。「査読された後、論文を一新できた人は、リサーチコミュニティの心をつかむでしょう」“

会議では、全部で56章あり、40人の国際的な著者が執筆した、「科学エディターのハンドブック」の第2版の立ち上げも確認しました。ハンドブックは編集と投稿に関する幅広い様々なテーマを扱っており、すべてのエディターと出版者にとって価値あるリソースとなるでしょう。

EASEとISMTEが主催する、他の会議に参加するのを楽しみにしています!

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