質問: 「総説」論文執筆の際、どれくらいのデータのパラフレーズなら許容されるか。

質問の内容 -
Editage Insight様から回答をいただき、ありがとうござました。少し説明が不足していたようです。総説の査読をしていて、その総説の半分くらいが数本の論文の要約(具体的データも多く引用)の10行程のパラグラフで成る場合、総説とはいえデータの引用が多過ぎないかと思います。原著ではないので剽窃に当たらないのかもしれませんが常識的なラインはありますか?
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回答:

原著論文の場合、文献レビューは論文全体の1520%程度となります。しかし、レビュー論文ではアプローチが異なります。レビュー論文には、独立した文献レビューのセクションがありません。イントロダクションと、本文と、結論があるだけです。本文では、既存の文献に関する広く深い分析を述べます。ご質問からは、今回の論文がナラティブレビュー(記述的レビュー)なのかシステマティックレビュー(系統的レビュー)なのかは分かりませんが、ナラティブレビューの場合、ある程度は研究の要約となっても問題ありませんが、論文の主目的は、単なる要約ではなく、検討されたリサーチクエスチョンに基づき、研究を批判的に分析することでなければなりません。


システマティックレビューの場合は、詳細な方法セクションが本文のメインとなり、選択基準と除外基準を述べた上で、方法論的アプローチ、モデルや理論、特定の論文に対する支持の程度、見解が一致する研究とそうでない研究などについて説明します。レビュー論文ではデータの収集を行わないので、理論的根拠の裏付けとして、既存の文献からデータを引用するのは自然なことです。


レビュー論文でどれくらいの文献やデータを引用してもよいかという、業界としての基準は存在しません。引用の分量の妥当なラインを確認するには、ジャーナルのガイドラインをチェックするほかないでしょう。


レビュー論文については以下の記事も参考にしてみてください:


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