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剽窃を理由に論文がリジェクトされました。どうしたらよいでしょう?

Editage Insights | 2016年4月6日 | 60,351 ビュー

あるジャーナルに投稿した論文が、私の過去の出版論文と類似していると判断されてしまいました。編集者によると、内容の20%が剽窃だということで、「この決定は覆せない」というレターとともにリジェクトが通告されました。しかし私は、背景に関する部分を以前の出版物からコピーし、序論で利用しただけです。方法も改善して新たに実験を行い、結果も図表も全て異なります。それでも剽窃とみなされてしまうのでしょうか? 自分なりに3通りの解決方法を考えましたので、どの対応をとるべきかアドバイスをお願いします。

1. 論文を修正して別のジャーナルに投稿する。(こうすると、最初のジャーナルの編集者によくない印象を与え、将来の投稿に影響するでしょうか?) 

2. 編集者に説明し、修正して再投稿できるかを探る。(編集者は決定を覆せないと言っているので、このようなことをすると編集者の神経を逆なでするでしょうか?) 

3. 編集者の決定を尊重しつつ剽窃がないことを説明する。その上で他のジャーナルに投稿する。(この方法だと、編集者が考えを変えた場合に再投稿する機会を失うことになるでしょうか?)

剽窃とは、他の著作で使われた言葉・文章・アイデアを、出典を明確にしないまま使うことです。米国の研究公正局(Office of Research Integrity, ORI)の剽窃に関する方針では剽窃について、「一定量の他人の著作物を、出典を明らかにせずに複製すること」と説明しています。出典を明記せずに他人の著作を複製することは、他人の著作が自分のものだと偽っていることと同じだからです。

英語ネイティブでない人が、英語の文章を自分の言葉に置き換えるのが難しいことはわかります。しかし、他人の著作物から文章を使用する場合、元の文章の出典が明記されていない限りは剽窃とみなされることを忘れてはいけません。たとえ自分の言葉でまとめてあっても、概念や考え方を借用する場合は、必ず出典を掲載しなければなりません。出典の著者と同じ言葉を使用するのであれば、必ず引用符を使用しましょう。自分の過去の出版物からの引用でも、出典を掲載しなければならないことを忘れないようにしましょう。さもないと自己剽窃(自己盗用)とみなされてしまいます。

意図しない剽窃という罠にかかるのを避けるため、文章を要約したり自分の言葉に置き換えたりする場合は、英語ネイティブの助けを借りるようにするとよいでしょう。プロの編集校正サービスを利用するという方法もあります。

今回は、3つめの解決策をとるべきだと思います。決定を尊重する旨を編集者に伝えた上で、剽窃は意図したものではないことを説明しましょう。編集者は、今回の件では再考の余地がないと明言しているので、論文は他のジャーナルに投稿するのがよいでしょう。

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