質問: オープンアクセスジャーナルから論文取り消しの費用請求されたが、払わなければいけない?

質問の内容 -
オープンアクセスジャーナルに投稿したが、知らないうちにacceptと掲載費用約2000ユーロ要求されました。査読や本人の同意なしに勝手に載せるのはおかしいと返信したが、査読の結果など何度かれんらくしており、すでにin pressの段階で取り消しできないとの返事でした。実際に迷惑メールに振り分けられていたので見るのが遅れたのは事実です。取り消しは1500ユーロ
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回答:

ご質問内容を見る限り、これはハゲタカジャーナルだと思われます。まともな査読を行うことなく論文を出版するのは、ハゲタカジャーナルの常套手段です。編集者すらいないこともあります。出版のプレッシャーにさらされている無防備な研究者を狙って金儲けをたくらむのが、ハゲタカジャーナルなのです。

 

直ちにジャーナルにメールを送り、出版を止めるよう求めましょう。論文を撤回したいと主張し、いかなる支払いもできないと伝えましょう。おそらく同意は得られず、すでに出版準備が進んでいると言ってさらにプレッシャーをかけてくるかもしれません。掲載費用の支払いのないまま出版が強行されてしまった場合は、この論文をCV(履歴書)に記載しないようにしましょう。費やした膨大な時間と労力が無駄になってしまうと感じられるかもしれませんが、ハゲタカジャーナルでの出版歴は、学術界におけるあなたの信用に傷をつける恐れがあります。残念ながら、論文が出版されてしまったら、手を打つ術がありません。今回のことは学びの機会と捉え、今後はより注意するようにしましょう。

 

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