質問: サラミ・スライスに該当しないでしょうか?

質問の内容 -
ある疾患の術式のcomparative studyをrisk factorを交えて執筆しましたが、とても3000 wordには収まりきらず、やむなく焦点を絞って投稿しました。しかし、削減した別の視点からの考察も可能で、別雑誌への投稿を検討していますが、どうしても結果の一部が重複してしまいます。自身の論文を引用するのは当然として、他に問題にならないでしょうか?
1 この質問に答える
回答:

ご質問のケースは、サラミスライスもしくは自己剽窃に該当するかもしれません。最初の投稿論文がすでに出版されたのかどうか不明ですが、まだ出版前であれば、現時点での出版プロセスの進行次第では、編集者に状況を説明することを検討してみましょう。対応としては、2通りの方法が考えられます。語数制限を考慮しつつ、省略した部分を最初の原稿に組み入れるか、最初の論文の補遺として別の論文を投稿することです。取るべき対応について、編集者は方向性を示してくれるでしょう。


上記2つの方法のいずれもが実行不可能な場合は、原稿を取り下げ、原稿1&2を含む複合的な原稿を別のジャーナルに投稿することを検討しましょう。当然ながら、その別のジャーナルの語数制限も考慮する必要があります。


ところで、論文投稿時の語数制限は、守るべき重要な基準ではありますが、これは指示というよりも指針なので、若干の超過は問題ありません(もちろん、大幅な超過は認められません)。編集者は、少々の超過でペナルティを課すことはしないはずです。印刷版と違ってスペースに制限のないオンライン版のジャーナルであれば、なおさらです。


状況が良い方向に進むことを願っています。


関連記事:


このコンテンツは「ジャーナルへの論文投稿」ステージに属しています。

あなたの論文にぴったりのジャーナルを選びたいですか?個別コーチングプログラムでエキスパートのアドバイスを受けましょう。