質問: world journal of surgery and surgical researchはハゲタカjournalでしょうか?

質問の内容 -
今後このjournalに投稿を予定しているのですが、pubmedで検索できずハゲタカか心配です。
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回答:

ジャーナルがPubMedに登録されているかどうかは、ジャーナルの正当性を示す唯一の指標ではありません。出版における非倫理的行為には程度の幅があるため、「ハゲタカ」の定義を厳密に示すことはできないのが現状です。

 

データベースにはいろいろありますが、外科関連のジャーナルがPubMedに登録されていないのは少し意外です。また、World Journal of Surgery and Surgical Research誌の出版元であるRemedy Publicationsは、ハゲタカの可能性があるジャーナルを掲載した「Beall’s list」のアーカイブ版(https://beallslist.net/)に掲載されています。所属機関でCabellによるジャーナルのホワイト&ブラックリストにアクセスできるようでしたら、そこでクロスチェックしてみましょう。

 

また、無料のThink.Check.Submitチェックリストに基づいて以下の点を確認してみました。

 

  • 出版社名はジャーナルのウェブサイトに明記されていますか?はい
  • 査読の種類は明確に示されていますか?はい
  • 出版論文は、普段使用しているデータベースに登録されていますか?いいえ
  • どのような料金が課されるか明確になっていますか?はい
  • 料金の目的と請求のタイミングは説明されていますか?はい
  • 出版倫理委員会(COPE)に所属していますか?いいえ
  • (オープンアクセスの場合)オープンアクセスジャーナルのディレクトリ「DOAJ」にリストされていますか?いいえ
  • (オープンアクセスの場合)出版元はオープンアクセス学術出版社協会(OASPA)に所属していますか?いいえ

 

また、以下の点についても確認してみましょう。

 

  • あなたの同僚はそのジャーナルを知っていますか?
  • そのジャーナルの論文を読んだことはありますか?
  • そのジャーナルでは、最新の論文を容易に見つけることができますか?
  • 電話、メール、郵便で出版元に連絡できますか?
  • 編集委員は一定の知名度がある人々ですか?
  • 編集委員は、自分のウェブサイトでそのジャーナルに言及していますか?

 

収集した情報から考えると、World Journal of Surgery and Surgical Research誌はハゲタカとは言えないまでも、やや疑わしいグレーゾーンにあるジャーナルとみなされる可能性があるでしょう。


このコンテンツは「ジャーナルを選ぶ」ステージに属しています。

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