質問: WasとWere、論文で使うべき正しい動詞はどっち?

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回答:

第1文は、少々用心しなければなりません。"soil" や"water" のような、数えられない名詞 の場合は、動詞が単数形を取るのが普通です。けれどもこの文では、主語にあたる名詞がどちらも数えられない名詞であるにもかかわらず、異なる2つの名詞になっています。ですから専門的にいうと、動詞は複数形にならないといけないわけです。


"Water and alcohol are common solvents used in cosmetics." という文を例に挙げてみましょう。主語は、別々のものとみなされる2つの数えられない名詞です。ただし、こうした主語を、別々の存在としてではなく、一つのまとまりと考えることも時にはあります。そういう場合は、"Bread and butter is her favorite breakfast."のように、動詞に単数形を使っても構わないでしょう。If you think of "fuel-stained soil and street waste" をひとまとまりの存在と考えるならば、単数形を使っても構いません。


一番広く使われているスタイルガイドによると、単位系は単数集合名詞(collective singular nouns)として扱う必要があります。したがって第2文では、"kg" (キログラム) が複数形であっても、動詞は単数形でなければなりません。主語を"15 mlL" としても、"fifteen milliliters"にしても、動詞は常に"was"です。


"Methods"(「方法」)の節で動詞の時制を正確に書くにはどうしたらいいか知りたい方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。


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