質問: 博士論文書籍化のオファーが届きました。受けるべきですか?

質問の内容 -
NOOR Publishingという出版社から、私の博士論文を無料で書籍化したいという旨のメールが届きました。「編集者」によると、この会社は一般的な出版社とは形態が異なり、論文の出版依頼を著者に直接送っているようです。メールには、シンプルで迅速な出版プロセス、グローバルに論文を販売、出版費用無料、著作権は著者が保有、といった条件が提示されていました。添付されていたパンフレットによると、ヴォルフガング・P・ミュラー(Wolfgang P. Muller)博士が同社の創設者で、CEOを務めているようです。この人はLambert Publishing CompanyとVDMの創設者でもあることを、以前にエディテージ・インサイトの記事で知りました。多くの研究者が、これらの出版社と関わらないよう注意喚起しているようですが、受け取ったメールに返信すべきでしょうか?それとも、完全に無視すべきですか?
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回答:

昨今では、多くの企業が学術書籍の出版に関するこのような新ビジネスに手を出しています。ただし、これらの出版社が言うところの「書籍」とは、単にPDF化した論文をオンライン上に流通させているものに過ぎず、その気になれば著者が自分でできる程度のことです。これら出版社の多くは、けっして評判が良いとは言えず、こうした出版を通して著者が得られるメリットは何もありません。著作権の譲渡が不要であることを条件として謳っているようですが、一度出版してしまうと、将来的に博士論文(の一部)をジャーナル論文として出版することができなくなってしまいます。評判の良い出版社ではないので、いかなる関わりも持たないこと、そしてメールは迷惑メールとして処理し、無視することをお勧めします。

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