質問: ジャーナルの出版オプション、どれを選べばよい?

質問の内容 -
論文が受理され、ジャーナルから次のような出版オプションを提示されました。 (1) シュプリンガー(Springer) 社のOpen Choiceを通じてOA(オープンアクセス)で出版する(完全なOAジャーナルでない場合のみ) (2) 論文の著作権を譲渡する(OAで出版しない場合) (3) 図のカラー印刷を注文する (4) 無料の別刷り(電子版)だけでなく有料の別刷りを別途注文する どのオプションを選ぶべきでしょうか?
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回答:

論文が受理されたとのこと、おめでとうございます! ジャーナルから提示された出版オプションについては、次のように考えてみてはいかがでしょうか。

1) OAのメリットは、あなたの論文にアクセス制限がないということです。したがって論文がより多くの人に読まれ、引用される可能性も高まります。しかし、OA出版に伴う費用の支払いに問題がない場合のみ選ぶようにしましょう。

2) OA出版費用を払いたくない場合は、ジャーナルに著作権を譲渡しなければなりません。この場合、OA出版はしないということになります。

3) 費用を払って図版をカラーで掲載するかどうかはあなたの判断次第です。ただ、グレースケールではデータの意味を十分に表せない、という場合のみ費用を払うのが妥当な判断ではないでしょうか。例えば、細胞が染色されている画像ならカラー印刷が必要かもしれませんが、グラフなら、記号が明確に定義されてさえいればカラーでも白黒でも違いはないでしょう。このような場合は、費用を支払う意味がありません。

4) 最近は別刷りの必要性はほとんどないと思います。必要に応じていつでも電子版から印刷できるからです。何か特別な理由があって印刷版の別刷りが欲しいという場合は、費用を払って注文しましょう。


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