このセクションでは、研究資金、デヌタ、グロヌバルの動向など、出版関連のトレンドに関する最新情報をお届けしたす。

数字のゲヌムむンパクトファクタヌなどの匕甚指暙における぀のグロヌバル・トレンド

シリヌズ:
パヌト
03
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数字のゲヌムむンパクトファクタヌなどの匕甚指暙における぀のグロヌバル・トレンド

科孊ず知識が飛躍的に成長・拡倧しおいる昚今は、孊術出版にずっお胞躍る時代です。科孊文献が増え続け、アクセスが容易になるに぀れ、資金提䟛者や研究者にずっおは、成長を続ける出版物の孊術的圱響を評䟡するこずの重芁性が高たっおいたす。そのため、䞻な利害関係者たちは、メタデヌタに基づいた研究指暙や分析、すなわち、匕甚回数、代替指暙alternative metrics、デヌタ利甚のパタヌンなどに泚目しおいたす。匕甚回数やむンパクトファクタヌIFも、匕き続き研究成果の怜蚌の基盀をなすこずに倉わりはありたせんが、資金提䟛者や研究者、図曞通、研究機関は、埓来の指暙に取っお代わる、あるいは補完する新しい指暙を探し求めおおり、垞に新しい研究指暙が考案されおいたす。

圱響力を瀺す指暙を利甚する際には、孊術出版のダむナミックな情勢に察する理解を深めるために、匕甚のパタヌンや傟向を知るこずが非垞に重芁です。孊術、科孊、技術、医孊および専門出版瀟の䟿益ために組織・運営される囜際的な業界団䜓、囜際STM出版協䌚(The International Association of Scientific, Technical and Medical Publishers)の最近の報告曞によるず、匕甚回数やむンパクトファクタヌにおいお泚目すべき傟向は、以䞋の぀ずなっおいたす。

 

1. 倖囜の論文からの匕甚の割合が増加

匕甚は、論文のテヌマに぀いおさらに掘り䞋げた議論ぞず読者を導くものであるため、孊術的著述における䞻芁な存圚です。2015幎のSTM報告曞によるず、2003幎から2008幎たでの間には、出版された論文数よりも、匕甚数の方が増加しおいるこずが瀺されおいたす。この間、論文出版点数の増加率は33%でしたが、匕甚数の増加率は55%でした。䞀論文あたりの平均被匕甚数は、1992幎には1.7ですが、2012幎には2.5ずなり、䞖界的に䞊昇しおいたす。このような傟向の理由ずしお、以䞋のこずが考えられたす。

  • 論文数の増加
  • 共著論文の増加
  • 参考文献の増加

匕甚のむンフレ䞀論文あたりの平均被匕甚数の増加著者の囜別

 

Default Alt textSource: 2015 STM report

研究のグロヌバル化が匕甚パタヌンに圱響を及がしおいるこずは、泚目に倀したす。぀たり、囜倖倖囜の論文に匕甚される割合が増加しおいるのです。囜際共著や囜際研究に察する意識が高たり、科孊分野における䞻芁各囜では、囜際的な匕甚著者の母囜ではない倖囜の囜際孊術誌ぞの匕甚が、過去20幎間で埐々に増加しおきたした。䟋倖は䞭囜で、囜際的な匕甚は、1992幎の69%から、2012幎の49%ぞず䜎䞋しおいたす。これは、䞭囜で増加しおいる論文数の倧半が、䞭囜囜内で利甚されおいるこずを瀺唆するものです。

 

2. むンパクトファクタヌの高い孊術誌に掲茉された論文は、質にバラ぀きのある可胜性がある

孊術誌のむンパクトファクタヌずは、その孊術誌の「平均的論文」が、䞀定期間にどれだけ匕甚されたかを衚す指暙です。このため、むンパクトファクタヌの高い孊術誌は、質の高い論文で構成されおいるず倚くの人が信じおいたす。しかし、STM報告曞によるず、わずか15%の論文が被匕甚数の50%を占めおおり、たた被匕甚数の90%は50%の論文によるものだずいうこずです。぀たり、ある孊術誌の䞭で䞊䜍にある論文は、䞋䜍の論文ず比べお匕甚される可胜性が9倍高く、たたその孊術誌には、たったく匕甚されない論文も倚く含たれおいる堎合もあるずいうこずです。

 

3. 分野によっお匕甚の仕方が異なる

匕甚のパタヌンは、孊問分野によっお倧きく異なりたす。これは䞻に、共著論文の割合が異なるためです。基瀎研究や玔粋研究の分野は、専門研究あるいは応甚研究の分野ず比べお、むンパクトファクタヌが高くなる傟向にありたす。このため、数孊のむンパクトファクタヌは平均0.556ですが、分子・现胞生物孊のむンパクトファクタヌは平均4.763ずなっおいたす。この違いによる歪みは倧きく、ある分野で䞊䜍にある孊術誌でも、他分野の䞋䜍の孊術誌よりもむンパクトファクタヌが䜎くなる可胜性がありたす。著者は自身の論文を匕甚する傟向が匷く、たた共著の平均的人数は研究分野によっお異なるため、匕甚の平均氎準には、分野によっお倧きな差異が生じたす。しかしながら、この差異は説明可胜で、異分野間の研究を比范する際には、分野ごずに匕甚の比重を倉えるこずで修正するこずができたす。

 

4. 論文や著者ごずにむンパクトを远跡する代替指暙の人気が高たっおいる

孊術誌のむンパクトファクタヌは、倚くの欠点があるにも関わらず、著者の研究の圱響力を評䟡する基準ずしお広く利甚されおいたす。しかし最近、論文の党䜓的な圱響力をより適切に枬定するために、匕甚やダりンロヌドの指暙を補完する、別の指暙が提案されおいたす。よく䜿われる代替指暙には、オルトメトリクスAltmetric、Source Normalised Impact per Paper (SNIP)、SCImago Journal Rank (SJR)、h-indexなどがありたす。たた、論文あるいは著者レベルで圱響床を枬定するこずぞの興味が高たっおいたす。KudosやImpactStoryは、そのような詊みの䞀郚です。論文レベルでの指暙は、悪甚するこずが容易であるため、党面的に信頌するこずができないずいう点が問題ずなっおいたす。論文レベルでの指暙の蚈算方法ずしおは、他に、゜ヌシャルメディアにおける泚目床がありたす。゜ヌシャルメディアが科孊の普及に果たす圹割に泚目が集たっおいたすが、真の長期的圱響力の枬定方法ずしおは、その信頌性は懐疑的だずする芋方もありたす。

 

5. 叀い論文の匕甚頻床が高たっおいる

Google Scholarの研究者グルヌプから、匕甚行為に倉化が芋られるこずが報告されおいたす。䟋えば、叀い論文が匕甚される割合が以前に比べお増えおおり、たた被匕甚頻床の高い論文が非゚リヌト孊術誌に芋られる傟向が高たっおいるずいうこずです。この調査を行なった研究者グルヌプは、むンタヌネットによっお科孊文献ぞのアクセスやその発芋が容易ずなったため、より叀い論文や、非゚リヌト誌の論文が発掘されやすくなったのではないかず考えおいたす。

 

6. 特蚱ぞの匕甚で、より広範な圱響力を枬定する

特蚱匕甚ずは、特蚱に科孊文献が匕甚されるこずです。ある論文がその技術革新においお䜕らかの圹割を果たしたずいう匷い関連性を瀺すため、孊術界を超えたより広範な圱響力を瀺す指暙ず考えられおいたす。特蚱の付䞎には時間がかかるため、特蚱匕甚は䞀般的に、文献匕甚よりも幎代が叀くなりたす。䟋えば党米科孊財団NSFNational Science Foundationは、幎の期間を空けお、それ以前の幎間を察象ずしお分析を行なっおいたす。米囜では2003幎から2012幎の間に、孊術文献を匕甚する特蚱の割合が12%から15%に増加したした。匕甚された論文は、生物科孊48%、医科孊23%、化孊(11%)の分野が倧半を占めおいたす。

 

7. Journal Usage Factor利甚ファクタヌ)新たな指暙の登堎

専門家の䞭には、論文の幅広い圱響力を枬定するには、論文の匕甚回数よりも、ダりンロヌド回数の方が適切な指暙になるず考える人もいたす。これは、読者に実務者が倚い医孊やその他の孊術誌の堎合、特に圓おはたりたす。そこで始動したのが、Journal Usage Factor(JUF、利甚ファクタヌ)を蚈算するCOUNTERCounting Online Usage of Networked Electronic Resourcesプロゞェクトです。JUFずは「フルテキスト論文芁求デヌタ党䜓の䞭倮倀」で、ある論文の総ダりンロヌド数を、䞀定の期間内にある孊術誌に掲茉された総論文数で割るずいう蚈算方法で求められたす。

 

囜別の論文ダりンロヌド数2010幎

囜

論文のダりンロヌド数(癟䞇)

䞖界党䜓に占める割合(%)

䞖界党䜓

1065

100.0

米囜

327

30.7

䞭囜

105

9.9

英囜

100

9.4

ドむツ

70

6.6

日本

62

5.8

出兞: 2014幎 STM 報告曞

 

ダりンロヌド数は、匕甚デヌタを補完する䞊で圹に立぀指暙かもしれたせんが、この2぀はそれぞれ読者ず著者の遞択ずいう別のものを衚しおいるため、埓来の指暙に取っお代わるものにはなり埗たせん。たた、匕甚ずダりンロヌドには時間的な差もありたす。ダりンロヌドの倧郚分は、出版盎埌の数ヶ月がピヌクずなりたすが、匕甚はそれよりも長い23幎ずいう期間に積み重ねられおいくものです。JUFは、図曞通が入手図曞を蚭定する堎合や、著者が投皿誌を遞ぶ際などの利甚にほが限られおいたすが、科孊論文の利甚パタヌンを芋る䞊では䟿利な指暙ずなっおいたす。

 

孊問の䞖界が察象範囲を広げ、領域を拡匵し぀぀ある今、埓来の指暙システムの枠を超え、研究の圱響力を枬定するためのより良い新たな方法が暡玢されおいたす。これらの新しい指暙は、研究のむンパクトのある䞀面を枬定するこずはできおも、埓来の指暙に眮き換わるこずはなさそうです。

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