質問: 同一の症例の同病態に関して、急性期の治療に関するものと、慢性期に起きたものをそれぞれ別論文として2つの症例報告をすることは可能ですか?

質問の内容 -
急性期は救急科で治療を行い、急性期を過ぎた時期に生じた病態を他科が治療した場合。
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回答:

同じ患者さんが、急性期と慢性期にそれぞれ異なる科で治療を受けたということですね。この場合は、単一のケースとみなされる可能性が高いでしょう。通常、同一症例の病歴、治療計画、転帰(アウトカム)はすべて、1本の症例報告としてまとめられます。したがって、同じ症例で2本の論文を発表することはおすすめできません。というのも、別々の報告書に値するほどに2つの経過が著しく異なるのでない限り、非倫理的な行為とみなされる可能性が高いためです。患者のあらゆる病態は連鎖しているはずなので、そのような状況は考えにくいでしょう。今回の場合も、急性期の病態と治療は、おそらく慢性期の病態に影響を及ぼしていると考えられるので、1つにまとめることが妥当と言えるでしょう。

過去には、同じ症例に関する複数の症例報告が、出版後に撤回されたこともあります。ぜひ、今回の症例を注意深く見極め、上司などにも相談してみてください。その結果、2本に分けて書くことに決めたなら、投稿先のジャーナル編集者に、同じ症例について2本の症例報告を書いたということを必ず伝えるようにしましょう。


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