質問: 異なる氏名で論文を出版した場合、同一著者であることを示すには、どうすればよいですか?

質問の内容 -
私は過去に、(1) 旧姓、(2) 最初の結婚後の姓、(3) 2度目の結婚後の姓、で論文を出版しています。参考文献リストにこれらの論文を記載する場合、それらが同一人物によるものであることを示すにはどうすればよいですか?
1 この質問に答える
回答:

結婚後も旧姓で論文を出版していれば、苦労はなかったかもしれませんね。同一姓なら、混乱を避けられ、自分がそれらの論文の著者であることを証明するのも容易です。とは言え、今回のような場合でも、ORCID iDがあれば、それぞれの論文が同じ研究者によるものであることを示すことができます。


ORCID iDを持っていれば、参考文献リストに記載した、著者名の異なるそれぞれの論文にDOIを書き添えるだけで問題は解決します。


ORCID iDを持っていない場合に考えられる対応策は、参考文献リストの冒頭(リストに含まれるのが自分の論文だけである場合)、もしくは末尾(リストにほかの研究者の文献も含まれる場合)にアスタリスクマーク(*)を付けて、脚注で以下のように説明することです:


Jane Doe, Jane Smith and Jane Eyre are the same person, name changed to Jane Smith in 1998, name changed to Jane Eyre in 2005.

(ジェイン・ドウ、ジェイン・スミス、ジェイン・エアは同一人物であり、1998年にジェイン・スミスに、2005年にジェイン・エアに名前が変わった。)


ただし、まずは分野の先輩研究者に、このような対応が妥当であるかどうかを相談してみましょう。


関連記事:

How is an author's name change reflected in his or her publications?


このコンテンツは「研究の実施」ステージに属しています。

研究を行うにあたっての基本を学びましょう。エキスパートによる無料の個別コーチングを受けましょう。