質問: 論文投稿済みの内容を学会の講演記録に寄稿することについて

質問の内容 -
学術集会で発表した演題について、主催者側から講演記録としての寄稿依頼をいただきました。発表内容については学会終了後にアクセプトとなっています(同学会とは無関係のジャーナル)。この場合、講演記録として学会誌に寄稿することは許容されるでしょうか?
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回答:

これは少々異例のケースです。通常は、学会関連の文書(アブストラクト、学会論文、講演記録)を先に公開し、その後でジャーナル論文としてまとめ直して投稿するという流れが普通だからです。

ご質問への回答としては、研究成果を講演記録およびジャーナル論文として発表してもまったく問題ありません。必要なのは、ジャーナル論文に、少なくとも3050%の新しい内容が含まれるようにすることです。

しかしながら、今回は順番が逆になってしまっています。変則的なケースなので、まずは学会主催者に相談し、その後、必要に応じてジャーナル編集者にも相談しましょう。事情をそのまま説明し、ジャーナル論文が講演記録とは大きく異なるものであることが分かれば、どちらの公開も問題はないはずです。むしろ、研究成果の幅広い発信につながるでしょう。

講演記録とジャーナル論文の関係については、こちらの質問も参考にしてください:

If my paper is published in a journal as part of conference proceedings, is it a journal paper?

Is it acceptable to submit a full conference paper to a journal for publication?

両方とも無事出版できるように、各関係者とよく相談しましょう!


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