質問: 自身の指導した学生の修士論文を再構成して学術雑誌へ投稿する場合、筆頭著者を指導教員とすることについて問題はないでしょうか。

質問の内容 -
指導した学生は修了後一般職に就いたため、研究を継続していない状況です。再構成すれば学術雑誌に投稿できるレベルにあるため、指導教員である私が中心となって作業を進めようと考えています。投稿する際には、指導教員である私を筆頭著者、修了学生を第二著者とする予定です。以上、ご回答いただきますようお願いいたします。
1 この質問に答える
回答:

オーサーシップの観点から、個人の貢献をきちんと認めることが重要です。ICMJE(国際医学雑誌編集者委員会)やCOPE(出版規範委員会)のガイドラインによると、オーサーシップとは、発表された業績に対する責任および説明責任を意味します。ある人がもう研究に関わらなくなったとしても、それまでの貢献があれば、著者となるべき資格を持ちます。質問者ご自身が筆頭著者もしくは責任著者になることは可能ですが、研究に中心的に取り組んだ方に、相応のクレジットが与えられるようにしましょう。


このコンテンツは「研究の実施」ステージに属しています。

研究を行うにあたっての基本を学びましょう。エキスパートによる無料の個別コーチングを受けましょう。