質問: 査読者が具体的な英文添削を行っても良いか?

質問の内容 -
ある雑誌に投稿された論文の査読を行っているのですが、読者が理解することが困難になるほど英文が読みづらいです。問題点は冠詞の使い方、単語の選択、事実や考察を示す順序、などです。日本語のrebuttal letterは、コメントに合う返事が来ているのですが、2度改訂して頂いても英文の問題が改善しません。この場合、査読者が具体的な英文添削をしても良いのでしょうか?
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回答:

査読者の任務は一般的に、 論文の内容と論文で使われている言語を詳細にレビューして、改善のための提案を示すことです。「論文の言語を改善すべき」と述べるにとどめる査読者が多いですが、文法や言語のミスを具体的に指摘して修正を求める査読者もいます。ほとんどの査読者は、時間がかかるので細かい校正までは行いませんが、ぜひとも行いたいということであれば、著者は非常に助かるでしょう。ただし、あなた自身で修正を行うことはせず、修正の提案をコメントする形にしたほうがいいでしょう。また、提案した修正によってテキストの意味が変わってしまわないよう注意することも必要です。念のため、そのように進めてよいかをジャーナル編集者に問い合わせてみてもよいでしょう。


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