一流誌の査読に悩む皆さんへ―ここに解決策があります!

一流誌の査読に悩む皆さんへ―ここに解決策があります!

(注: こちらは2020

年に初公開された記事です。Peer Review Week 2021に際し再発行しています。)
 

数ヶ月あるいは数年を費やした研究を論文にまとめ、それを一流誌に投稿した瞬間は、勝利の道を突き進んでいるように思えるかもしれません。しかしその道は、査読によって突然塞がれてしまうことがあります。データによると、投稿論文がそのままアクセプトされる確率は、わずか1.2%1。これは、ほとんどの論文著者が、いずれ必ず査読コメントに対応しなければならないということを意味しています。


科学における査読の役割


一流誌にとって査読は、品質を維持し、投稿論文を検証するために欠かせないプロセスです。しかし、著者にとっては厄介な存在とも言えます。国際科学編集者会議(Council of Science Editors)の出版倫理に関する白書によると、査読者は、分野の専門家として公正な審査を行う以上のことが求められており2、以下のような責務を負っています:
 

  • 文章の簡潔さと明瞭さをチェックし、研究の科学的な正確性、構成、新規性、関連性を評価する。
  • 論文の長所や科学的価値について、タイムリーにフィードバックを行う。
  • インフォームドコンセントの欠落や二重投稿など、論文に関する倫理的懸念を編集者に報告する。
  • 論文に対する個人的な見解や批判を述べず、公平で建設的かつ有益なレビューを行う。
  • 査読プロセスにおける機密情報を守秘する。

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科学プロセスにおける査読の欠点


査読プロセスに関連する課題は、論文著者にも直接影響する可能性があります。


スピード:いまだに多くの学術誌では、論文の査読から出版までに1年以上かかることがあります3。その主な要因となっているのが、査読プロセスの長さです。対象論文にふさわしい査読者を探すだけでも時間を要する場合がありますが、著者に幅広い修正を何度も求めることで、さらに時間が必要になります。また、ジャーナルからの返信が届くまでに数ヶ月かかることもあります。SciRevのデータによると、ジャーナルから最初の返信が届くまでに、平均で13週間かかっています。


包括性:Publonsが査読期間の長さを分析したところ、一流誌の論文を担当した査読者は、編集者にアピールするために、一般的なジャーナルを担当した場合よりも査読コメントを300ワード程多く書くことが明らかになりました4。しかし、コメントの長さと品質は比例するわけではありません。査読者に求められているのは、論文を総合的に審査することであり、セクションごとにコメントをする必要はないのです。


相反するコメント:査読者が複数いる場合、論文の長所や欠点や意義に対する考え方が異なっていると、相反するコメントが著者に届いてしまうことがあります。このような一貫性のなさは、著者にとっては混乱の種になります。たとえば、2人の査読者から以下のようなコメントが届く場合があります:

  • 査読者A:「この論文はきわめて分かりにくく、欠陥も多く見られます」
  • 査読者B:「この論文は簡潔明瞭に書かれており、読者にとって非常に読みやすく仕上がっていると思います」


著者との接触:査読のタイプによっては、著者と査読者の間のコミュニケーションは大幅に制限されています。著者から、査読コメントへの同意/反対という形で査読者に返信することはできますが、査読中に査読者から、懸念事項について話し合うために著者に連絡を取ることはまずありません。


査読に欠陥があるのは事実です。それでも査読は、今後も学術誌の出版プロセスの中心であり続けるでしょう。それでは、一流の国際誌で論文を出版し、研究をさらに深め、研究課題や研究デザインへのインプットが欲しい場合は、どうすればいいのでしょうか?査読プロセスを加速させる方法や、査読の結果に好影響を与える方策はあるのでしょうか?その答えは、エディテージの英文校正サービスにあります!


エディテージの英文校正サービスは、著者が抱える査読の課題をどのように解決するか?


出版に値する論文を書き上げるためのサポートとガイダンスを提供するエディテージの英文校正サービスは、厳選された3人のエキスパートが、論文をさまざまな視点から評価します:
 

  • 査読のエキスパート:Natureなどの国際誌での豊富な査読経験を持つ査読者が、論文を(図表、研究方法、参考文献、新規性などの要素も含めて)徹底的にレビューし、どうすればターゲットジャーナルのaims and scope(目的と領域)に適したものになるかをアドバイスします。
  • 編集のエキスパート:20年以上のキャリアを持つ編集のエキスパートが、包括的な論文編集の一環として、論文の英語や書式などをチェックし、完成度に磨きをかけます。また、説得力のあるカバーレターの書き方や、査読コメントへの効果的な対応法などについてもアドバイスします。
  • 出版のエキスパート:社内チームのシニアメンバーが上記のプロセスをチェックし、剽窃チェックを行い、不足している情報などがあれば報告します。


出版への道のりは長く、ストレスフルなものです。投稿、修正、アクセプトもしくはリジェクトまで、それぞれのステップに困難が待ち受けています。エディテージの英文校正サービス のエキスパートたちは、このような困難を乗り越えられるように、著者の皆さんに寄り添います。


出版を加速:このサービスでは、経験豊かな査読経験者からのコメントを、数日以内に受け取れます。指摘されそうな修正をあらかじめ行なっておけば、ジャーナル査読者からの指摘は、最低限に抑えられるでしょう。このサービスで、論文が「そのまま」アクセプトされることまでは保証できませんが、アクセプトされるまでの期間を、30%短縮することができるでしょう!


明快で包括的なフィードバック:このサービスの経験豊かな査読者が、論文の各セクション(アブストラクトから考察まで)をチェックし、論文を改善するための明確なアドバイスとともに、具体的かつ実用的なフィードバックを提供します。以下の表は、ジャーナル査読者のコメントと、このサービスの査読者のコメントを比較して、後者の優れた点をまとめたものです。

 

1:ジャーナルによる査読 vs. エディテージの英文校正サービス


著者への継続的なサポート:エディテージの英文校正サービスでは、査読担当者に懸念や質問をぶつけることができ、その後の出版プロセスを円滑にする回答を得ることができます。さらに、編集者への返信メールのチェック、ジャーナルのフィードバックへの回答文の編集、ジャーナルのガイドラインに沿った書式整理を回数無制限で提供し、一流国際誌にアクセプトされるための正しい道を示し続けます。


このサービスのある査読者は、査読について次のように述べています:

「査読者は、適切な研究だけを出版するためのフィルターの役割を担っていると考えています。したがって、私が査読依頼を受けたら、担当する論文が自分の専門の範疇にあるかどうかを確認します。専門内であると判断したら、まずは論文全体に目を通し、出版に値する新規性や面白さがあるかどうかを評価します。その後、一つ一つの要素に目を配り、ジャーナルのガイドラインに沿っているかどうかを確かめます。そして先行文献を調べ、それらを参考にしながら、出版に値する品質にするために具体的にどうすればよいかを助言し、修正点を指摘します。」


エディテージの英文校正サービスは、綿密な編集作業、一流誌の査読経験者からのアドバイス、出版支援という強力なコンビネーションによるサポートを提供しています。これまでに、エルゼビア、ACSWiley-Blaclkwellなどの一流誌での論文出版を、400件以上サポートしてきました(出版までに要した日数は平均でわずか61日)。


エディテージの英文校正サービスに興味が湧いた方は、こちらのウェブサイトをご覧頂くか、submissions@editage.comに直接ご連絡頂き、このサービスが一流誌での論文出版にどのように役立つかを確認してみてください。


参考文献:

  1. J. Huisman, J. Smits - Duration and quality of the peer review process: the author’s perspective, Springer, 2017. Retrieved from https://link.springer.com/article/10.1007/s11192-017-2310-5
  2. Kakoli Majumder - Tips for first time peer reviewers: Reviewing a scientific manuscript responsibly, Editage Insights, 2015. Retrieved from https://www.editage.com/insights/tips-for-first-time-peer-reviewers-reviewing-a-scientific-manuscript-responsibly?loginform=loggedin-normal
  3. Richard Smith - Peer review: a flawed process at the heart of science and journals, J R Soc Med, 2006. Retrieved from https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1420798/
  4. Gemma Conroy - Scientists go to great lengths in reviewing high-quality research, Nature Index, 2018. Retrieved from https://www.natureindex.com/news-blog/scientists-go-to-great-lengths-in-reviewing-high-quality-research

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