科学論文の書き方:ハイフンの使い方-前方注意

科学論文の書き方:ハイフンの使い方-前方注意

ハイフンには2種類あります。偶発的なものと意図的なものです。
 

偶発的ハイフン(Accidental hyphens)とは、行の最後に発生するもので、行の最後の語が不完全だということを示しています。例えば、余白を減らすことで行が長くなる、つまり後の一部だけでなく語全体に合うよう行が十分に長くなれば、こうしたハイフンはなくなります。


一方、意図的ハイフン(Intentional hyphens)は必要だからつけるハイフンです。ハイフンをつけた語が行の真ん中にあったとしてもかまいません。ハイフンをつけるか決めるのは書き手であってコンピュータではありません。例えば、“socio-economic”という語の場合、2つの母音(o と e) の間にハイフンを入れたいと思うでしょう。


この記事では、偶発的ハイフンについて取り上げ、どうしたら偶発的ハイフンを使わずにすむかを主にお話します。ジャーナルに投稿する論文を準備しているとして、そのジャーナルは著者のメッセージの内容に関心があるのであり、内容の提示の仕方に関心があるわけではありません。論文が受諾されて初めて、コピーを送るよう求められ、それを使って出版社は著者最終版を用意します。行の最後の語についたハイフンは、こうした長期にわたるプロセスで、行の真ん中というありがたくない場所にきた時でも、その語にくっついたままであることが時々あります


こうしたわずらわしハイフンを避けるためには、最初からハイフンをつけないことです。そのために、テキストはすべて左寄せにし、ハイフンの使用をやめましょう。テキストを左寄せにするには、まず書式設定を選び、それから順に段落、配置、左を選択しましょう。ハイフン使用をやめるには、書籍設定に入り、段落、改ページと改行を選択肢、『ハイフネーションなし』にチェックします。


(以上はMicrosoft Wordでのステップです。たいていのワープロソフトに似たような選択肢があると思います)

 

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