果たして、私の血と汗と涙の結晶はアクセプトされるでしょうか?

果たして、私の血と汗と涙の結晶はアクセプトされるでしょうか?

最後に「Enter」キーを叩く瞬間は、とてもドキドキしていました。「アクセプトされるかな?」という問いが頭の中を駆け巡っていました。そのとき私は、修士課程の指導教官に初めて会ったときのことを思い返していました。


指導教官は、「具体的にどのような研究がしたいですか?」と、期待に満ちた目で問いかけました。私は、しばし沈黙してしまいました。何の答えも用意していなかったからです。当時は、「学位論文」の意味すら理解していませんでした。指導教官はうなずきながら、「一度PubMedのウェブサイトを見てみてください。そこから何かヒントが得られるかもしれませんよ」とアドバイスをくれたので、その通りにすることにしました。


家に帰り、さっそくPubMedのウェブサイトを開きました。何百本もの科学論文が出てきたのですが、何のことかさっぱり分からなかったので、もう一度指導教官に相談することにしました。


「まずはテーマを絞ってみては?」、「たとえば、まだ研究段階にある新たな抗糖尿病薬について調べてみましょう」という助言をくれました。

その助言のおかげで、興味を掻き立てられるテーマを選び、研究プロトコルを組み立てることができました。研究も順調に進みました。実験を行い、一部のサンプルを研究所に送り、別のサンプルで病理組織のスライドを用意しました。


だからこそ、第二子を妊娠していることが発覚したときは、混乱しました。タイミングが悪いように思えたからです。そのときは、やるべきことが山積みで、助けを求めずにはいられませんでした。これまで、どのような困難な状況に立たされても、神を信じる力がそれを乗り越えさせてくれました。今回も、自分の弱さは棚に上げて、根拠のない自信を持つことができました(神様、ありがとう。あなたのサポートなしでは、この旅を成し遂げることはできませんでした)。


私が直面した困難の1つは経済的なものだったので、それについては大学に相談し、援助を受けられることになりました。大学にはとても感謝しています(支給が遅れても文句は言いません)。もう1つ、研究室の主任との不和という問題がありました。メールを何ヶ月も無視されるなどして、研究に大幅な遅れが生じてしまいました。


そんな中で、第二子が誕生しました。新生児とやんちゃ盛りの上の子を抱えながら論文執筆やデータ分析を行うことの難しさは、経験がなくても想像できると思います。30分から1時間程度、自分の時間を確保できる日もありましたが、それ以外は子どもに付きっきりの生活でした。そのような状況の中でも、疲労、寝不足、うつ状態という苦難を乗り越えながら、何とかやりくりしました。


なんとか研究を完了させ、指導教官からの修正提案にもすべて応えました。そして今、私の血と汗と涙の結晶である論文を、ようやく学術誌に投稿することができたのです。投稿先のウェブサイトには、「返答は1ヶ月以内」と書かれていましたが、すでに返事が待ち遠しいです。今は、「アクセプトされたかな?」という期待を胸に、メールボックスを開くのが日課になっています。

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