ブラジルのオープンアクセス、SciELOで大成功

ブラジルのオープンアクセス、SciELOで大成功

ブラジルではここ数年で、 グローバルな研究分野におけるブラジル人研究者の存在感を高めるためには、オープンアクセスが好ましい手段であるという見方が強まってきています。オープンアクセスにいち早く取り組み、もっとも成功しているのが、SciELO portalです。SciELOの概要を簡単にご紹介します。

開設データ

・開始年度:1997年
・名称:SciELO (Scientific, Electronics Library Online、科学電子図書館オンライン)
・開設者:São Paulo Research Foundation (FAPESP、サンパウロ州研究財団)とPan-American Health Organization (PAHO、パンアメリカン保健機関)が共同で開設。

目的

・ブラジルの科学誌10誌の認知度を高める。
・デジタル技術とバーチャルアクセスの可能性を活用する
・参加学術誌に掲載される論文の質を高める。

世界のSciELO

11か国にスピンオフ(派生的)ポータルが存在
ジャーナル数 1,177
発行数 345,354
論文数 502,103
引用回数 11,187,696 
   
ブラジルのSciELO

・CNPq (Conselho Nacional de Desenvolvimento Cientifico e Tecnologico、国家科学技術発展審議会)が新たに支援
・Public Health(公衆衛生)、Social Sciences(社会科学)をテーマとしたポータルサイトを設立
・269誌以上を網羅
・記事の閲覧回数が一日120万ビューを記録
・英語とポルトガル語という複数言語での出版が可能となった結果、アクセスが増加
・トムソン・ロイターのデータベース、Web of Science内にSciELOサイテーションインデックスを加えるよう働きかけている。実現すれば、トムソン・ロイターのデータベース機能を利用してSciELOの学術誌の認知度が向上することが期待される。

オープンアクセス、中でもSciELOは、世界の研究マップ上にブラジルの存在を確固と位置づけることに重要な役割を果たしました。SciELOがもたらしたプラスの影響は、今後の後押しになるものです。また、地球上のどこにいても科学を身近に感じ、気軽に触れることのできる空間を作っていくことの可能性を示しています。

SciELOとEditage
2013年10月、SciELO15周年記念大会が開かれ、関係者らは、徐々にではあっても着実にその登録数を10誌から250誌を超えるまでに増加させた、優しき巨人の15周年を祝いました。Editageを運営するCACTUS(カクタス・コミュニケーションズ)もこのイベントに参加しました。大会では、同社米国支社代表ドナルド・サムラック(Donald Samulack)氏が、「学問的コミュニケーションにおける経験、解決策、および成果物とサービス」と題したパネルディスカッションに参加しました。同氏はまた、あるセッションで「英文校正者は査読プロセスの迅速化に貢献できるか?」と題したプレゼンテーションを行いました。サムラック氏の発表の様子は、こちらからご覧頂けます。
SciELO創設者の1人であるアベル・パッカー(Abel Packer)氏のインタビュー記事も、合わせてお読みください。同氏は、SciELO15周年記念大会に寄せて、SciELOプロジェクトの持続可能性に対する今後の展望を語っています。

出典

1.       A Global View of Open Access – Part 2, accessed August 29, 2014

2.       SciELO Brazil, accessed August 29, 2014

3.       Brazil fêtes open-access site, accessed August 29, 2014

4.       Interview with Abel Packer, accessed September 08, 2014

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