アンケート調査:「研究コミュニケーションは重要?」―あなたの意見を教えてください!
研究の究極の目的は、既存の知識を拡張することです。したがって、研究のコミュニケーション(伝達)は、研究の核を成すものと言えます。論文出版量の増加にともない、コミュニケーションは以前よりも重要な役割を担うようになっています。研究を積極的に伝えて研究インパクトを高め、世間からの認知度を高めることに、ますます重点が置かれるようになっているのです。ビデオアブストラクトやインフォグラフィックスなど、これまでなかった科学コミュニケーションの新たなフォーマットが進化する中、研究を伝えてそのインパクトを位置付けるためのベストな方法が、世界中で模索されています。
研究者が業績を伝えるタイミング、その伝え方、伝える相手を理解するために、Kudos(論文の可視性とインパクトの向上支援サービス)がオンライン調査を開始しました。「研究ワークフローと周知活動の現状」と題したアンケート調査を通じてKudosが目指しているのは、研究コミュニケーションにおいて研究者がサポートを必要としているエリアを特定することです。
エディテージは、TBI Communications、BMJ、ケンブリッジ大学出版局、英国工学技術学会(IET)、英国王立化学会、SAGEなどの出版社や組織が支援するこの画期的調査を主導する役割を担っています。
そこでエディテージは、世界中の読者の皆さんに、この調査に参加して、研究コミュニケーションの諸相、直面している困難、望んでいる追加支援に関するご意見をお聞きしたいと考えています。
調査の結果は、研究者のより効果的な業績伝達をサポートできる立場にある出版社および関係者にシェアされる予定です。調査に参加すると、オンラインショッピングで使える100ポンド相当のクーポン券が当たる抽選に応募できます。
調査には、これまでに6000人から回答がありました。以下に、中間結果をお知らせします:
- 回答者の65.4%が、業績について伝達し、インパクトファクターなどの指標にとどまらない広範な影響力を持っていることを示すことを「非常に重要」と考えていた。(29.5%は「ある程度重要」だと考えていた。)
- 回答者の54.8%が、研究プロジェクトを通じてコミュニケーションについて検討していた。
- 従来からの出版/コミュニケーション媒体がいまだにもっとも重要: 査読済み論文 (81.1%が「非常に重要」と回答)、画像/図/グラフィックス(48.9%)、書籍(34.9%)、 イベントおよび関連資料(32.7%)
- プロジェクトのコミュニケーションについて意思決定を行う立場および主体: 主任研究員またはプロジェクトリーダー(65.8%)、研究チーム全体(38.7%)、研究機関/組織(33.1%)
- さらなる支援が必要なエリア: プロジェクトのウェブサイト開設(53.3%)、メディア対応(53.1%)、技術移転/研究の商用化(52.9%)
アンケートに答えて、あなたの意見を反映させましょう! 参加はこちらから。
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