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学術出版ワークフローの基本を知る
若い研究者が学術出版の世界に飛び込むには、勇気が必要です。覚えることやすべきことは、盛りだくさんです!おまけに、学術出版のプロセスは非常に難解に見えるかもしれません。以下の図は、論文の投稿から出版に至るまでの出版ワークフローを表したフローチャートです。この図を見れば、一般的な出版プロセスがどのように進行するのかを知ることができます。また、従来型システムの各段階に新たな出版モデルが入り込んでシステム全体を変えていく様子を知るきっかけにもなるでしょう。何事も、基本を正しく理解することが重要です。この図は、まさにその基本理解ために作成されたものです。
【ジャーナル出版のワークフロー】
・著者がジャーナルに論文を投稿
→ ジャーナルが論文をチェック →
・不合格 → デスクリジェクト(査読以前のリジェクト)
・合格 → 査読: 2人以上の査読者による審査
→ 審査を終えた査読者は、論文に対する評価やコメントをジャーナル編集者に伝える
→ ジャーナル編集者が査読者による評価やコメントを検討 →
・修正なしでアクセプト(きわめて稀)
・修正のうえ再投稿(大幅修正、major revisions)
・修正のうえ再投稿(小幅修正、minor revision)
・リジェクト
→ 修正のうえ再投稿の場合、必要な修正を行うよう求められる
→ 必要な修正を加え、ジャーナルに再投稿
→ 査読者が再び論文を査読(ラウンド2)
→ 編集者がアクセプトかリジェクトの最終判定を下す
※PDF版のダウンロードが可能です。参考資料としてお気軽にお使いください。
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学術出版ワークフロー.pdf
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