新型コロナによるロックダウン中も生産的でいるための6つの方法

新型コロナによるロックダウン中も生産的でいるための6つの方法

指数関数的に感染が拡大する新型コロナウイルスによって、多くの国が封鎖状態となり、人々が在宅勤務を開始してからすでに数週間が経過しています。世界中がこの容赦のないパンデミックと闘う中で、私たちもそれぞれに日々奮闘を続けています。公私の境界が曖昧な状態となって、仕事の締め切りに追われながら子どもの勉強を見たり、オンライン講義を聴きながら家事をしたり、論文を執筆しながらペットの世話をしたりすることに、困難を感じ始めている人も多くいるようです。


通勤や通学がなくなり、顔を突き合わせたミーティングも、仲間とのコーヒーブレイクも、新プロジェクトに向けた活気あふれる議論もない日々は味気なく、これまでにない生産性の低下を感じている人も大勢いるようです。研究者にとってのロックダウンは、研究室の閉鎖、学会の中止、臨床試験の延期、面接の無期限延期を意味します。このような状況では、当然ながら、進行中だったプロジェクトを十分に進めることはできません。しかし、それは必ずしも、時間を生産的に使えないことを意味しているわけではないのです。


この記事では、ロックダウンの影響で研究プロジェクトに取り組めない中でも、生産性を維持するためのヒントを紹介します。


1. 情報をアップデートする:ブックマークはしたけれどもまだ読んでいない論文や、アブストラクトにだけ目を通して本文は時間ができたら読もうと思っていた論文はありませんか?今こそ、ブックマークや参考文献管理ツールを見返して、そうした論文を集中して読むときです。新型コロナ関連のニュースを読むことは一度中断して、自分の専門分野の情報をアップデートしましょう。今は、学術界のニュースや最新トレンドをキャッチして、業界の動向を追うのに絶好の時期と言えるでしょう。


2. バーチャルイベントに参加する:普段なら、多忙な研究者がスケジュールの合間を縫ってイベントに参加することは容易ではありません。しかし、今なら、さまざまな組織や大学が主催するウェビナーやワークショップなどのバーチャルイベントに参加できるはずです。これらのイベントは、旅費や日程の調整が不要で、家に残した子どもの心配をすることもなく、自宅にいながら参加することができます。自分の専門分野だけでなく、セルフケア、メンタルヘルス、キャリア開発のほか、仕事のリフレッシュにつながるライフスキルに関するテーマなども検討してみましょう。


3. 未完成のプロジェクトについて再検討する:手付かずになっているプロジェクトや、長らく放置していたデータを引っ張り出して、それらを再検討してみましょう。新鮮な目で見直してみることで、新たなアイデアが生まれるかもしれません。テーマに関する最新研究と照らし合わせながら、自分のデータに何らかの可能性が生まれていないか、調べてみましょう。時間がたったプロジェクトでも、視点を少し変えれば、生まれ変わる可能性があります。


4. 新たなスキルを習得する:効果的な文献レビューの進め方を知りたいと思いませんか?プロジェクト管理のスキルを高めたいと思いませんか?査読者から、論文の「方法」セクションの書き方をよく批判されませんか?通勤がなくなって浮いた時間を、これらのスキルを伸ばす時間として使い、社会が元通りになったときに備えて、実践的なスキルを高めておきましょう。CourseraedXUdacityUdemyなどのオンラインコース・プラットフォームでは、さまざまなコースを提供しています。大学と提携しているものや、履歴書に書ける認定コースもあります。パンデミック中に無料または割引価格でサービスを提供しているプラットフォームもあります。ぜひ利用しましょう


5. 執筆に集中する:研究室にいるときや、大学で講義を受けているときは、集中して論文を書く時間を確保するのが困難です。しかし、博士課程の学生は、今なら、博士論文の執筆に毎週数時間を割り当てることは難しくないはずです。また、博士号取得済みの研究者は、新たなプロポーザルや論文を書く時間を確保しやすいでしょう。家族がテレビに夢中になっていたり、眠っていたりする早朝や深夜に、まとまった執筆時間を取るのもよいでしょう。執筆中に気が散る場合は、ブートキャンプや生産性向上アプリ、あるいはオンラインミーティングの機会などが豊富に提供されているので、それらを利用して集中力を高め、完成を目指しましょう。


6. ネットワークを構築する:ソーシャル・ディスタンシングによって、人々はソーシャルメディアにいつもより多くの時間を費やしています。この状況を逆手に取って、ネットワーク構築の機会とし、ソーシャルメディアでの自分の存在感を高めましょう。誰もが新型コロナやそれに伴う困難について語っている今は、人とのコミュニケーションが取りやすく、自分を知ってもらいやすい時期であると言えます。ソーシャルメディアやメールを通して、将来的に共同研究者となるかもしれない人々と出会いましょう。在宅勤務で孤独を感じている人々は、見知らぬ人との会話にもオープンになっているはずです。


以上、生産性を維持するためのヒントを紹介しましたが、生産的でいることにプレッシャーを感じないようにしましょう。メンタルヘルスの専門家であるフェイ・リン(Fay Lin)氏は、「生産性が上がらないことを気に病んだり、中止になった活動について嘆いたり、不確実な未来を不安に思ったりすることは、自然なことです」とツイートしています。この時間を使って一休みし、人生をリセットするのもよいでしょう。キャリアをスタートさせて以来、長時間労働、深夜勤務、実験の失敗、締め切りの超過、休日出勤、大切な人との限られた時間、といった環境に身を置いていた人も多いと思います。時間ができた今こそ、少し楽に生きてみませんか?ゆっくり休んで、自分の時間を作り、意識的にセルフケアを実践しましょう。家族とのんびり食事をし、子どもと遊び、友人とビデオ通話を楽しんで、この時間をパワーチャージの機会にしましょう!


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Photo by Thought Catalog on Unsplash

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