質問: リジェクト判定に抗議したら、ジャーナルはどう対応する?

質問の内容 -
最近論文がリジェクトされました。しかし、研究結果を誤って解釈されたせいだと思ったので、決定に抗議しました。その数か月後、編集者から、新たな論文として投稿するようにとの連絡がありました。論文のステータスは、「担当編集者決定>編集者に依頼>編集者が依頼を拒否(Editor assigned > Editor invited > Editor rejected invitation)」というようにアップデートされています。それぞれのステータスはどんな意味でしょうか?論文は受理されるのか、それともリジェクトされるのか分かりますか?よろしくお願いいたします。
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回答:

編集者の判定に対して抗議があった場合、それにどう対処するのかについては、ほとんどのジャーナルで明確なプロセスが定められています。たいていの場合、著者はまず編集長(Editor-in-Chief)にメールを送り、編集者の決定に同意できない理由を説明するはずです。編集長は、論文と編集者/査読者のコメントをレビューした上で決定を下します。この段階で編集長が必要と考えれば、その論文に新たな編集者と査読者を割り当てることもあります。あなたのケースでは、おそらくそのような対処がされたのではないかと思われます。ですから、新たに論文を再投稿するようにと言われたのです。


ステータス(進捗状況)の変化の意味は、編集長があなたの論文の編集者として誰かを新たに任命し、その人に依頼を送ったけれども拒否されたということだと思われます。でも心配する必要は全くありません。これはおそらく、その編集者が他の論文で手一杯であるか、休暇の予定があるなどの理由によるものでしょう。


きっと今頃、編集長があなたの論文の担当編集者として別の人を手配しているはずです。新しい編集者が論文をレビューして問題がないと判断すれば、新たな査読者に回されます。つまり、あなたの論文はもう一度、最終決定が下されるまでの編集プロセスを通過することになります。論文が受理されるかリジェクトされるかは、まったくわかりません。でも、編集長があなたの抗議に一理あると思ったからこそ、論文に対する判定をもう一度やり直すことにしたのでしょう。


幸運をお祈りしています!


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