研究論文でよくある文法の誤りをなくそう

研究論文でよくある文法の誤りをなくそう

英語文法を学べば良くある文法の誤りを減らすのに役立つとわかっていても、研究者として、実際に文法の本を手に取ることは少ないでしょう。”English for Research: usage, style and grammar“[1]は、タイトル通りの文法の本ではなく、研究論文でよくある文法の誤り2000個を扱い、どうすればそれらの誤りをなくせるかが書かれています。


ウォールワーク社発行のこの本は、本ブログの読者には特に最適な一冊です。この本は「研究論文を書く人で、第一言語が英語ではなく、学術的な英語の文法、用法、スタイルについて手引きが必要な人すべてに向けて書かれている。英語のレベルでは中の中か、中の上向けである」ということです。研究論文の英語を修正し、審査員の報告書を何百も読んできた著者の経験にもとづいた内容になっています。自分の経験上、一本の論文にある英語の誤りを審査員がどうとらえるかが著者によく分かっているのです。


いかに実践に役立つ本か、一つ例をあげてみましょう。ある語または句を正確に使っているかどうか、ある構文が適しているかどうかチェックするにはどうしたらよいかについて、著者はGoogle Scholarの使用を勧め、こんな便利なアドバイスをしています。「英語のネイティヴ話者が書いた論文だけ検索しよう。そのためには、著者欄に’Smith’と入力する。英語圏で一番ありふれた姓だから、この姓の研究者は何千人もいる」。


読みやすい本で、読み手にわかりやすい構成になっています。それぞれのテーマ(論文の使い方、時制の使い方など)についての明快で簡潔な議論の後、番号がついたガイドラインがあり、それぞれに短い表がついていて例が書かれています。表の左側の列には正しい用法、右側の列にはよくある誤り、またはあまり良くない表現が載っています。列の最上段は表の内容によって変わります。例えば、YesとNo 、Yes (ほぼ正確) とYes (時々使われる) 、A/An とThe、「通常は認められる用法」と「科学では可」などがあります。用法やスタイルについて具体的な項目をすぐに探せるように、最後に索引がついています。

 

全体としてみれば、論文を書いたり直したりする時に手元にいつも置いておくとよい本です。もし読んでみてさらに興味がわいたら、練習問題が載っている姉妹編をどうぞ[2]。

 

[1] Wallwork A. 2013. English for Research: usage, style and grammar. New York: Springer. 252 pp.

[2] Wallwork A. 2013. English for Academic Research: grammar exercises. New York: Springer. 172 pp.

The following posts provide examples of English word that are commonly confused by non-Enative speakers of English:

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