エディテージ・グラント2023次点を受賞-中原 理沙さんにインタビュー

エディテージ・グラント2023にて次点に選ばれた中原 理沙さんに、受賞した喜びやご自身の研究について、グラントに応募して感じたことなどを語っていただきました。

中原 理沙さんプロフィール
Lisa Nakahara


日本で学士・修士を取得
現在は米国アイオワ大学教育学研究科の博士課程に在籍

最近はもっぱら、フィンランドのカーリヤというシンガーソングライターにハマっている。(「Käärijä Cha Cha Cha」でYou Tubeで検索)

受賞した研究内容について

この研究は、1930年代後半から1940年代半ばにかけての、科学技術人材の育成が急務となった時期の日本において、女子理工系教育がどのように展開したのかを明らかにしようとするものです。

エディテージ・グラント2023次点を受賞して

非英語話者として英語で論文を執筆する際には、どうしても文法や単語の選択等への不安がつきまといます。そのため、英文校正サービスを利用することになりますが、学生としてその料金を捻出ことは簡単ではありません。今回、エディテージ・グラントにより英文校正サービスの利用を支援していただけることになり、金銭の壁を越えられることをとても嬉しく思います。積極的に英語論文を投稿していきたいです。

ご自身の研究について

普段は、19世紀後半から20世紀前半の日米の女子理工系教育について研究しています。私は学部では工学を学んだのですが、女性が非常に少なく(全体の1割くらい)、このような状況が歴史的にどのように形成されたのかに興味を持つようになりました。今後も、女性が理工系教育へのアクセスをどのように獲得してきたのか、どのような障壁に直面してきたのか、という点に注目して研究を進めていきたいと思っています。

普段、若手研究者として感じていること

現在の所属先では、言語などの違いによる大変さはありますが、切磋琢磨しあえる友人や、様々な支援をしてくださる指導教員に恵まれ、充実した毎日を過ごせています。日本在住の先生方とも定期的なオンラインミーティングを行っており、研究や留学について多角的な視点からご意見をいただくことができています。若手研究者として、このようなメンターネットワークや若手同士のネットワークは非常に重要だと感じています。

エディテージ・グラントに応募した理由

エディテージ・グラントへの応募は、知り合いの先生が連絡をくださったのがきっかけです。私の研究では、資料の閲覧のために各大学を訪問する必要があり、研究費(主に旅費)がかかるため、応募することにしました。加えて、次点だとしても英文校正サービス利用券をいただけるのも魅力的でした。

エディテージ・グラントに応募してみて感じたこと

申請時に書くことを求められる内容は、アメリカの助成金に近いのではないでしょうか。モチベーションや将来的なゴールなどは、日本の助成金ではあまり聞かれない気がします。応募書類については、2000ワード以内という指定があったので、この文字数にいかに内容を収めるかという点で苦労しました。審査の過程では、頻繁に審査等の状況を伝えるメールをいただいたので驚きました。このようなケアがある助成金は珍しい気がします。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

エディテージはカクタス・コミュニケーションズが運営するサービスブランドです。学術論文校正・校閲、学術翻訳、論文投稿支援、テープ起こし・ナレーションといった全方位的な出版支援ソリューションを提供しています。

目次