カクタス・コミュニケーションズ、研究者の活動を簡素化するためのツールを統合したエコシステムを始動

科学的進歩を促進するテクノロジー企業のカクタス・コミュニケーションズ(以下カクタス)は本日、学術研究者向けのツールやサポートを幅広く統合したエコシステム「R(アール)」(researcher.life)の始動を発表しました。

このエコシステムで現在提供している6つのツールやプラットフォームはすべて、研究者が直面する特定のニーズまたは問題に対処することを目的としています。 R Pubsure(アール・パブシュア)は、研究論文の投稿準備状態の評価やふさわしい投稿先ジャーナルの推薦を行うAI搭載プラットフォームです。 R Discovery(アール・ディスカバリー)*は、AIの力と研究者コミュニティとを結びつけ、研究者がより迅速かつ賢明に文献を検索できるよう支援します。 R Upskill(アール・アップスキル)は、研究者向けの厳選された講座やハンドブックを世界最大規模で集めた学習プラットフォームです。 R Voice(アール・ヴォイス)*は、研究者同士が広範なトピックでつながることのできるコミュニティプラットフォームです。近日公開予定のR Fund(アール・ファンド)は、研究者が研究資金の調達先を適時に見つけることを可能にします。

*現在ベータ版にて提供

カクタスが今年4月に開設した、AIを用いて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究、見識、解説、推奨事項を専門家がキュレーションする包括的な情報プラットフォームも R Concept(アール・コンセプト)としてRエコシステムで提供しています。

カクタスの共同創業者でCEOのアビシェック・ゴエルは、Rエコシステム構築に至った動機について次のように語っています。「現代の研究者は研究時間の捻出に苦戦しています。論文の執筆・フォーマット調整・投稿・査読のやり取り、研究情報の発信、講義の計画、助成金の申請にあまりにも時間を取られているためです。その時間を研究室で実社会の問題解決に費やせるはずなのに、こうした活動に貴重な時間を奪われているのです。当社は研究者のために状況をシンプルにしたいと考えました。今はかつてないほど差し迫った必要性があります」

カクタスは今年初め、テクノロジーソリューションの幅を広げるべく、デンマークに拠点を置くAIスタートアップ企業のアンサイロ社(UNSILO)を買収しており、このエコシステムはカクタスのAI・概念抽出・ディープラーニング技術を活用しています。

Rエコシステムにメンバー登録すると、多くのツールやソリューションに円滑かつ簡単にアクセスすることができます。これまでカクタスが単独で提供してきたPubSURE(パブシュア)もRエコシステムで利用できるようになりました。PubSUREに登録済みの方は、Rの全ソリューションのほか、さまざまなサービス、情報、つながりにアクセス可能です。

研究者の皆様はぜひRのプラットフォームやツールのエコシステムを探索してご意見をお寄せください。

Rエコシステムのご利用登録はこちらから https://researcher.life/

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この記事を書いた人

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