オープンアクセス出版に関する6つの一般的な誤解 

Busting 6 common myths around open access publishing

著作権とオープンアクセスについてはいくつかの誤解があり、研究者、出版社、そして 一般の人々の間で混乱を招くことがあります。この記事では、著作権とオープンアクセスに 関する6つのよくある誤解を解消します。

誤解:オープンアクセスは著作権保護がない

事実:著者はオープンアクセスで公開しても著作権を保持できます。多くのジャーナルでは、著者がオープンアクセスで論文を発表し、著作権を保持したままCreative Commonsライセンス(例: CC-BYやCC-BY-NC-ND)を受け取ることができます。

誤解:すべてのオープンアクセス作品はパブリックドメインである

事実:オープンアクセス作品は、多くの場合特定のライセンスの下で著作権によって保 護されています。作品はアクセス可能ですが、再利用には帰属表示が必要な場合があり、確認する必要があります。

誤解:オープンアクセスジャーナルは著作権法を守っていない

事実:信頼できるすべてのオープンアクセスジャーナルは著作権法を順守しており、所有権や利用権に関する明確なポリシーを持っています。投稿前にジャーナルの著作権に関するガイドラインを確認するのが最善です。

誤解:オープンアクセス記事は帰属表示なしで使用できる

事実:オープンアクセス作品は、ライセンス条件に従い、元の著者への帰属表示が必要です。

誤解:オープンアクセス出版は自費出版と同じである

事実:オープンアクセス出版は通常、査読や編集プロセスを伴います。一方、自費出版にはこうした基準が欠けている場合があります。

誤解:すべてのオープンアクセスライセンスは同じである    

事実:オープンアクセスライセンスは大きく異なります。利用条件を理解することが不可欠であり、適切な使用と著作権の順守につながります。


この記事はEditage Insights 英語版に掲載されていた記事の翻訳です。Editage Insights ではこの他にも学術研究と学術出版に関する膨大な無料リソースを提供していますのでこちらもぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

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