8名の研究者による研究プロモーション事例:グラフィカルアブストラクトを通した論文の”見える化”と研究者の声

時間と情熱を注ぎ込んだ研究成果が無事ジャーナルに掲載!それなのに、なかなか読んでもらえない・・・
そんな悩みを抱えている研究者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 社会的に影響力のある研究成果なのに、引用数が伸びない
  • SNSで研究を紹介したいが、文章だけでは伝わりにくい
  • 論文の図は専門的すぎて広報には使いにくい
  • 研究内容を一般の人に説明するのが難しい

こうした課題を解決する方法として注目されているのが、研究の背景・方法・成果を1枚の図で直感的に伝える図、グラフィカルアブストラクトです。

エディテージでは研究発信のきっかけ作りを目的とし、昨年「研究プロモーション応援キャンペーン」を実施。
8名の研究者を対象に、論文からグラフィカルアブストラクトを制作し、エディテージ公式SNSアカウントからプロモーション投稿を行いました。

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研究論文のインパクトを伝えるグラフィカルアブストラクト

SNS投稿の抜粋と、各研究者の論文を基にエディテージで制作したグラフィカルアブストラクトを論文リンクと併せてご紹介します!(順不同)以下カード内の本文をクリックすると実際のSNS投稿を確認できます。


研究論文の要点をヒアリングし、エディテージチームがグラフィカルアブストラクトを制作。
著者からのフィードバックをもとに最終稿を仕上げます。


埼玉県済生会加須病院 外科 入退院支援センター長/副担当部長 原 仁司様
論文:https://link.springer.com/article/10.1186/s12957-024-03528-w

原 仁司様コメント:
「まず初稿の出来栄えに驚きました。自分で作成したシェーマが3D画像できれいに仕上がっており、その後、細かい修正を重ね6回目で完成しました。視覚的な要素が多いため、修正点を伝える際は画像資料を作成・添付して伝えるよう工夫しました。」  ―もっと読む


順天堂大学医学部附属順天堂医院 呼吸器外科学講座 渡辺勇様
論文:https://www.jtcvs.org/article/S0022-5223%2822%2900087-3/fulltext


東京理科大学 研究推進機構総合研究院 准教授 熊倉真一様
論文:https://advanced.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/adma.202507011


東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 特任准教授
理化学研究所 生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チーム 客員研究員 小井土 大様
論文(SharedIt/閲覧専用版):https://rdcu.be/c26Uj

小井土 大様コメント:
「DNA配列の機械学習による転写予測は、動作原理としては非常にシンプルですが、私自身、図示してわかりやすく説明することには常に悪戦苦闘していました。今回、わずか数日でグラフィカルアブストラクトのドラフトを作成いただき、細かい指摘に対する修正も数日で迅速に反映していただきました。」  ―もっと読む


金沢大学 環境ストレス研究センター 協力研究員 佐藤邦子様
論文:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0001691825009151


特殊法人、S.K、感染症、主任研究員
論文:https://academic.oup.com/jid/article/232/1/152/7945739


長崎大学 熱帯医学研究所 原虫学分野 助教 宮崎真也様
論文:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1471492224002460

宮崎真也様コメント:
「私たちの研究成果が一目で伝わる素晴らしいアブストラクトが完成したと実感しています。草案に対する追加修正にも丁寧にご対応いただき、アブストラクト中の説明文も対象論文の内容を的確に反映していました。」  ―もっと読む


名古屋市立大学 医学部 保健医療学科 教授 藤田ひとみ様
論文:https://www.mdpi.com/2036-7503/15/3/37

研究者コメント

埼玉県済生会加須病院 外科
入退院支援センター長/副担当部長 
原 仁司様

グラフィカルアブストラクト制作サービスを体験するのは今回が初めてでした。対象となった私の論文はテクニカルノートの要素を含む症例報告でした。これまで症例報告にグラフィカルアブストラクトというのを見たことがなかったため、どのようなものができあがるのか想像がつきませんでしたが、術式の工夫という点では視覚的要素の大きいグラフィカルアブストラクトに期待していました。

まず初稿の出来栄えに驚きました。自分で作成したシェーマが3D画像できれいに仕上がっており、その後、細かい修正を重ね6回目で完成しました。視覚的な要素が多いため、修正点を伝える際は画像資料を作成・添付して伝えるよう工夫しました。文章だけではなく画像資料とともに具体的な修正点を正確に伝え、一緒に作り上げていくのがよりよいグラフィカルアブストラクト作成への近道と思います。

対象の論文中には術式の工夫を解説したシェーマや実際の手術ビデオがありましたが、論文の要旨を1枚の画像にまとめるのは簡単ではありません。論文や学会発表の際にシェーマなどを含めたFigureの作成は慣れている方だと自負していましたが、「このクオリティのグラフィカルアブストラクトを独力で作成するのはちょっと無理だな」と感じました。

私の論文をもとに作成したグラフィカルアブストラクトは2025年12月にソーシャルメディアにアップされました。出版社の著者用ダッシュボードからアクセス状況等を確認したところ、ここ12か月間では2025年12月のアクセス数が突出していました。ソーシャルメディアには論文のサイトがリンクされていたので、きっと今回のキャンペーンの影響だと思います。ソーシャルメディアの「いいね」の数は多くありませんでしたが、実際には多くの人の目に論文が触れていた結果ではないしょうか? 

優れた研究や論文であっても、人の目に触れる機会が少ないとその影響力は低下してしまいます。今はウェブやソーシャルメディアで論文に触れる機会が多いので、プロモーション力も研究者として重要な要素になると思います。

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東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 特任准教授
理化学研究所 生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チーム 客員研究員
小井土大様

今回グラフィカルアブストラクト制作の対象となった技術により、私は日本人類遺伝学会(The Japan Society of Human Genetics)の奨励賞(Encouragement Award)、及び第15回理研・技術奨励賞(桜舞賞)を受賞しました。MENTRを活用した共同研究により、アトピー性皮膚炎や頚椎後縦靭帯骨化症(難病)などの遺伝的要因の生物学的解釈が可能となり、一部は実験的に実証もされています。(Tanaka, Koido# et al. J. Allergy Clin. Immunol. 2021; Nakajima, Koido# et al. Am. J. Hum. Genet. 2023; Hikino, Koido# et al. EBioMedicine. 2021; Mishra, Koido et al. Nature. 2022; Oguchi, Koido et al. Science. 2024; # は第二著者)。

このように、本論文(MENTR)は、インシリコ予測から新規の疾患バイオマーカーや疾患標的分子(特に非翻訳RNA)を同定できる手法であり、前向き活用にも成功した数少ないバイオインフォマティクス手法です。Nature姉妹誌であるNat Biomed Engに掲載された一方で、EnformerやAlphaGenomeなどの”巨頭”の影に隠れ、レビュー論文などにおいても引用されないことがしばしばです。

そのためセルフプロモーションを行い周知することが必要と考えております。

DNA配列の機械学習による転写予測は、動作原理としては非常にシンプルですが、私自身、図示してわかりやすく説明することには常に悪戦苦闘していました。今回、わずか数日でグラフィカルアブストラクトのドラフトを作成いただき、細かい指摘に対する修正も数日で迅速に反映していただきました。また、複数フォーマットでの納品もあり、さまざまな場面で使いやすいグラフィカルアブストラクトだと感じました。

長崎大学 熱帯医学研究所 原虫学分野 助教 
宮崎真也様

マラリアは、世界中で甚大な数の感染者と死者を出している感染症であり、新たな薬剤、ワクチン、診断法の開発など、さまざまな対策が求められている重大な国際的健康課題です。このマラリアという感染症の実態や、その克服に向けて寄生虫学の研究者がどのような研究に取り組んでいるのかを、研究者のみならず一般の方々にも広く知っていただきたいと考えています。その一環として、今回は私たちが進めているレポーターマラリア原虫に関する研究を紹介し、その意義と魅力を発信したいと思います。

エディテージの英文校正には、これまで幾度もお世話になっております。新たなジャーナルへ挑戦する際には、英語表現の校正にとどまらず、内容や論理構成にまで踏み込んだ的確なフィードバックをいただき、大変満足しております。

今回はさらに、研究プロモーションサービスとしてグラフィカルアブストラクトの制作を依頼いたしました。その結果、私たちの研究成果が一目で伝わる素晴らしいアブストラクトが完成したと実感しています。草案に対する追加修正にも丁寧にご対応いただき、アブストラクト中の説明文も対象論文の内容を的確に反映していました。

今後も、新たなジャーナルへ投稿する際には、ぜひエディテージのサービスを利用させていただきたいと考えております。

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グラフィカルアブストラクトの制作プロセス

エディテージのグラフィカルアブストラクト制作サービスでは、お送りいただく論文をもとに、ジャーナル投稿や研究プロモーションといった用途に合ったグラフィカルアブストラクトを制作します。表現されたい主要な結果や方法のヒアリングを行い、シンプルで分かりやすいイラスト、伝わりやすいレイアウトを用いた一枚の絵に仕上げます。

STEP
論文を読み込む

論文の専門分野担当のコンテンツライターが論文を読み込み、
著者が表現したい主要なメッセージを把握します。

STEP
ワイヤーフレームの制作

コンテンツライターが主要メッセージが伝わりやすいよう、
ストーリーラインを考慮したワイヤーフレームを制作します。
ジャーナル投稿用グラフィカルアブストラクトの場合はジャーナルの要件もここで確認します。

STEP
コンテンツレビュー

2人目のコンテンツライター(レビュアー)が論文とワイヤーフレームをレビューし、
フィードバックを提供します。
この2段階プロセスで、正確なアウトプットを確保しています。

STEP
デザインの初稿制作

完成したワイヤーフレームをもとに、科学イラストレーター
グラフィカルアブストラクトの初稿を制作します。

STEP
デザインxコンテンツレビュー

2人目のイラストレーターが初稿のレイアウトや視覚的要素をレビュー。
同時にコンテンツレビュアーがテキストやコンテンツの配置をレビューし、
共同作業で初稿の納品準備を整えます。

STEP
初稿の納品→フィードバック

初稿を納品し、お客様からデザインやテキスト面で
修正が必要な部分に対するフィードバックをお送りいただきます。

STEP
最終稿の納品

フィードバックをもとに修正作業を行い、
お客様のイメージ通りのグラフィカルアブストラクトが完成した時点で、
最終納品とさせていただきます。
最終稿は jpg, pdf, png, tiff など様々なファイル形式で納品しております。

まとめ

「研究プロモーション応援キャンペーン」を通して、数多くの研究者の方々から研究に対する熱い想いを聞かせていただきました。それと同時に、研究成果が思うように広まらないもどかしさも伝わってきました。

素晴らしい研究成果でも、気が付いてもらい、読んでもらい、さらに展開してもらえなければ、そのインパクトを出しきれません。研究成果をターゲット読者層に届ける研究プロモーションを、エディテージはこれからも応援していきます。

あなたの研究もグラフィカルアブストラクトで表現してみませんか?
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研究広報や研究発信に興味のある方は、エディテージの研究プロモーションサービスもご検討ください。
大学や研究機関単位でのご支援も行っております。

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この記事を書いた人

2002年に設立された、カクタス・コミュニケーションズの主力ブランドであるエディテージの目指すところは、世界中の研究者が言語的・地理的な障壁を乗り越え、国際的な学術雑誌から研究成果を発信し、研究者としての目標を達成するための支援です。20年以上にわたり、190か国以上の国から寄せられる研究者の変わり続けるニーズに対応し、研究成果を最大限広く伝えられるよう、あらゆるサポートを提供してきました。
今日、エディテージは専門家によるサービスとAIツールの両方を用いて、研究のあらゆる段階で便利に、安心して使っていただける包括的なソリューションを提供しています。