AI技術で著者とジャーナルを繋ぐ、世界初の論文投稿マーケットプレイス「PubSURE」を開始

~カクタス・コミュニケーションズは、学術ジャーナルの論文選択と研究者の投稿ジャーナル選択を一箇所で解決する新たなプラットフォームを開始しました。~

2019年9月18日、学術、医療コミュニケーション、AIソリューションを提供するグローバル企業、カクタス・コミュニケーションズ株式会社は、新ブランドPubSUREをリリースしました。PubSUREは、研究者と全分野の学術ジャーナルを繋ぎ、国際的な学術出版を効率化するための新しいマーケットプレイスです。

PubSUREは、著者とジャーナルを繋ぐマーケットプレイス、「PubSURE Connect」と、論文の自動解析・評価ツール「PubSUREレポート」を統合したプラットフォームです。PubSURE Reportは論文の評価項目の中でも特に可読性、コンプライアンスの遵守、論文の完成度といった観点で投稿前の原稿の健全性を著者にレポートする機能を備えており、PubSURE Connectは、プラットフォーム上でジャーナルがそれぞれ基本的な事項を満たした原稿のみをチェックできる、自動処理による認証機能を搭載しています。

カクタス・コミュニケーションズのCEO、アビシェック・ゴエルはPubSUREのリリースにおいて、「論文出版プロセスで著者が抱える悩みの中でも、特に投稿に適切なジャーナルを選べるか、出版までの時間をいかに短くできるかが重要な課題です。またジャーナル側にとっても、投稿されてくる膨大な数の論文のスクリーニングに編集者が費やす労力は計り知れない一方で、投稿はされていなくてもジャーナルにとって最も関連性が高く、本来出版を検討すべき論文の存在を知る方法がないという課題があります。PubSUREは、従来の学術出版のこうした障壁を打ち破り、著者とジャーナル双方が、ジャーナル選択と論文選択をこれまでになかった方法でコントロールできるようにします。」と述べました。

PubSURE Connectは著者とジャーナルを結びつける業界初の双方向プラットフォームです。論文著者にとっては自分の論文に最も適したジャーナルを、ジャーナル編集者にとってはジャーナルの領域にふさわしい研究論文を探すプロセスをシンプル化することができます。同時に、PubSURE Reportによる論文の総合的な評価を行うことで、設定された評価基準を上回る原稿のみがマーケットプレイスに表示されます。PubSURE ReportはディープラーニングとAIで構築されており、カクタス・コミュニケーションズ創業以来の主力ブランドであるエディテージで英文校正済みの100万稿以上の学術論文のデータによりトレーニングされています。

「私たちは、PubSUREによって学術出版がより開かれたものになると信じています。論文の投稿数を増やす方法を見つけたい新しいジャーナルにとっても、その分野のベストなコンテンツを集めたい著名なジャーナルにとっても、PubSURは役立つはずです。同様に、論文著者にとっても、プラットフォームに参加することで、複数のジャーナル編集者に一度に自分の論文に関心を持ってもらい、複数のオファーの中からジャーナルを選ぶことができるため、何ヶ月もかけて何度も異なるジャーナルに論文投稿する労力と負担を軽減することができます。その時間を研究活動に充てていただきたいのです」と、ゴエルは語りました。

PubSUREは今後数か月以内に、研究の整合性、画像不正のチェックなどの新たな原稿評価チェック機能をさらに追加していく予定です。現在、PubSURE上の論文は、プレプリントサーバーからの投稿や、プラットフォームへの直接投稿など、さまざまなソースから提供されています。プラットフォームに投稿される論文コンテンツ数が増加していくことで、設計概念の精度がますます改善され、マッチング率が向上し、ピアレビューまでの時間が短縮されていくことが期待されます。

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この記事を書いた人

エディテージはカクタス・コミュニケーションズが運営するサービスブランドです。学術論文校正・校閲、学術翻訳、論文投稿支援、テープ起こし・ナレーションといった全方位的な出版支援ソリューションを提供しています。

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