こんにちは、エディテージコンテンツマーケティング担当のしもんです。
論文投稿において、投稿規定に沿った調整作業は最後の工程でありながら、差し戻しの原因になりやすい重要なポイントです。特に、参考文献の表記や図表の整合性など、「細かな不整合」は見落とされやすく、投稿後に修正を求められるケースは少なくありません。
こうした差し戻しは、単なる修正作業にとどまらず、投稿スケジュールの遅延や対応の負担につながることもあります。では、どのようなフォーマット不備が差し戻しにつながるのでしょうか。そして、それを防ぐためにどのような対策が有効なのでしょうか。

Profile
カクタス・コミュニケーションズ株式会社、エディテージマーケティング部コンテンツマーケティング担当。
普段はコンテンツマーケターとして、日本での新規ユーザーさんにリーチすること軸に、研究者の方々に役立つ情報もお届けしています。デザインやクリエイティブを駆使してユーザーの皆さんにサービスの良さを発信しています。
フォーマット不備で差し戻しになる具体例
投稿規定に沿ったフォーマットの調整は、執筆プロセスの最後に行われることが多く、時間的な余裕がない中で対応することも多いため、「一通り確認したつもりでも見落としが残る」という状況が起こりやすいのです。実際に多く見られるのは、以下のようなケースです。
- 参考文献の表記がジャーナル指定のスタイルと一致していない
- 図表の番号やキャプション形式が規定と異なる
- セクション構成(見出し・順序)がガイドラインに沿っていない
- 投稿ファイルの構成や形式が不適切
これらの不備は、一つひとつを見ると些細なものに見えるかもしれません。しかし実際には、ジャーナルごとに異なる細かな投稿規定をすべて正確に把握し、原稿全体で整合性を取る必要があります。
特に、参考文献、図表、セクション構成などは、部分ごとでは問題がなくても、原稿全体で見ると不整合が生じていることもあり、個人で完全にチェックするのは容易ではありません。
論文フォーマット調整サービスとは何か
こうしたフォーマット不備を防ぐために活用されているのが、論文フォーマット調整サービスです。
論文フォーマット調整サービスは、投稿先ジャーナルの規定に基づき、原稿の形式や構成を整えるサポートです。単に体裁を整えるだけではなく、参考文献、図表、セクション構成、ファイル形式など、投稿要件に関わる要素を総合的に確認し、投稿可能な状態に仕上げます。
具体的に何をチェック・修正するのか
フォーマット調整では、以下のような項目を対象にチェックと修正を行います。
- ジャーナル規定に沿った原稿全体のフォーマット調整(フォント、行間、余白、見出し構造などの体裁を含む)
- 参考文献のスタイル統一および整合性チェック(指定フォーマットへの統一、表記揺れ・抜け漏れの修正)
- 図表・キャプションの形式調整と配置確認(番号付け、本文との対応関係、掲載形式の統一)
- セクション構成・論文構造の整理(ジャーナル指定の見出し構成や順序への対応)
- 投稿用ファイルの形式・構成の最適化(本文、図表、補足資料などの分割・形式調整)
また、エディテージの論文フォーマット調整サービスでは、さまざまなジャーナルの投稿規定や原稿フォーマットに対応しており、分野や投稿先に応じた柔軟な調整が可能です。
こうした項目はそれぞれ細かな作業ですが、原稿全体で整合性を取る必要があるため、見落としが発生しやすいポイントでもあります。
※投稿規定に沿った図の調整について
本サービスでは論文本体の調整を行います。投稿論文に載せる図の調整には、エディテージの科学イラスト制作・論文フィギュア調整サービス(フォーマット調整プラン)をご利用ください。
フォーマット調整は単体でも依頼可能
フォーマット調整は、英文校正とセットで利用するものと思われがちですが、単体で依頼することも可能です。「最初からすべて任せる」だけでなく、執筆プロセスの一部として必要なタイミングで活用することもできます。
例えば、以下のようなケースで活用されています。
- すでに英文校正は完了しており、最終的な形式チェックのみ行いたい場合
- 投稿直前の最終確認として、フォーマット面だけを見直したい場合
- 他サービスや外部ベンダーで作成した原稿を、投稿規定に合わせて整えたい場合
- AIツール(例:Paperpal)を使って原稿を作成したが、フォーマット対応に不安がある場合
- 共同執筆で作成した原稿のフォーマットが部分的に揃っていない場合
- ジャーナルを変更し、フォーマットを一から調整し直す必要がある場合
- 学位論文など分量の多い原稿で、フォーマットの整合性を保つ負担を減らしたい場合
※学位論文については、各大学の作成要項に合わせて、書式や構成を整える作業を依頼することが可能です。
このように、必要な工程だけを切り出して依頼できる点は、大きなメリットです。
プラン・料金・納期について
フォーマット調整は、単体で依頼する場合と、英文校正サービスと組み合わせて利用する場合で利用方法が異なります。
フォーマット調整を単体で利用する場合
- 1回フォーマット調整:8,800円(税込)
- 複数回フォーマット調整(1年間何度でも対応):16,500円(税込)
納期は最短2営業日から対応可能です。
英文校正サービスと組み合わせて利用する場合
フォーマット調整は、英文校正サービスをご利用いただくことで、追加料金なしで対応可能です。
この場合、納期は英文校正サービスのスケジュールに準じて設定されます。内容(英文)と形式(フォーマット)の両面を同時に整えることができるため、投稿準備を一括で進めたい場合に適しています。
投稿直前でフォーマットのみ急ぎ対応したい場合は単体サービス、内容と形式をまとめて整えたい場合は英文校正との併用が適しています。
なお、英文校正サービスの料金やプランについて詳しく知りたい方は、以下をご参照ください。
👉 英文校正サービスの詳細はこちら
こんな研究者におすすめ
- フォーマットの細かい部分まで対応できているか不安な方
- 投稿前の最終チェックを確実に行いたい方
- 英文校正は済んでいるが、形式面に不安が残る方
- AIツールを活用して執筆しているが、最終調整に不安がある方
- 複数ジャーナルへの投稿を予定している方
まとめ
フォーマット対応は、論文の内容とは別に評価される重要な要素であり、特に細かな不整合は見落とされやすく、差し戻しの原因になります。論文フォーマット調整サービスを活用することで、投稿規定に沿った形で原稿全体を整え、より安心して投稿準備を進めることができます。投稿前の最終確認として、ぜひご活用ください。


