英語論文の校正を効果的に行う8つのコツとテクニック 

8 Tricks and tips to effectively proofread your dissertation

学位論文や研究論文の質を高め、プロフェッショナルなイメージを構築する最も効果的な方法の一つが校正作業です。どれほど優れた書き手であっても、この重要な工程を省略したり軽視したりすることはできません。ここでは、論文に校正ミスを残さないための8つのコツをご紹介します。これらのコツは、研究論文の校正にも容易に応用可能です。 

目次

校正とは? 

校正とは、文章における文法上の誤り、スペルミス、句読点の使い方、書式設定などの不備をチェックする作業です。学術文書、博士論文、症例報告、研究論文などを校正する際には、本文との整合性を確認するため、引用文献や参考文献のチェックに加え、図表が本文内容と一致しているかの確認も含まれます。 

多くの日本人研究者は英語での校正に苦労するため、英語の編集者や校正者の支援を求めるのは自然なことです。しかし、何を確認すべきかを把握し、十分な準備をしておけば、英語の校正作業は大幅に効率化できます。 

校正作業の準備について 

実際に作業に取り掛かる前に、いくつかの準備作業を行うことが重要です。そこで、文書の校正作業に入る前に実施すべき手順を確認していきましょう。 

  1. 校正時間の確保:学生の場合によくあるミスは、論文の校正に十分な時間を割かないことです。多くの学生が提出期限の前日まで作業を先延ばしにするため、校正作業に時間を割けなくなります。最低でも1週間、できればそれ以上の余裕を持たせ、焦らずに論文を適切に校正できるようにしましょう。 
  1. 事前準備:校正作業を始める前に、まず自分の弱点を把握しておくことが重要です。例えば、スペルミス、文法誤り、句読点の使い方などに苦手意識がある場合があります。また、疲れている時や眠気がある状態で執筆した箇所には特に注意が必要です。こうした状態では最もミスを犯しやすいためです。 
  1. 重大な誤りをチェック:文書全体を精査し、段落の未完結、重要な内容の欠落などのような重大なミスがないか確認してください。これらのケースでは、冗長な文章や重複表現の削除、情報の構成見直し、書式設定の調整などが必要となる場合があります。 

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効果的に英語で校正を行うための8つのコツ 

手元の文書が校正準備完了と判断したら、以下のポイントを参考に徹底的な校正を行いましょう。 

1. 書式設定の確認 

論文の体裁は内容そのものと同様に重要です。段落の区切り方が適切か、必要に応じて見出しや小見出しを使用しているかを確認しましょう。さらに、使用しているフォントが正しいか、すべての出典が正しく表記されているかも必ずチェックしてください。 

2. 文章表現の一貫性を確認する 

論文全体を通して、言語表現と文体の両方において統一性を保つことが重要です。数ヶ月にわたって執筆している場合、自然と表現にばらつきが生じるものです。特に、大文字の使用規則、引用方法、ハイフンの使用など、文書全体で統一されたスタイルが維持されているか確認してください。 

3. 効果的なガイドとツールを活用する 

多くのブログやウェブサイトでは、校正に関する実践的なアドバイスや、校正時に特に注意すべきポイントについての有益な情報を提供しています。これらのリソースでは、一般的な誤りからあまり知られていないミスまで、様々なタイプの誤りについて解説されています。 

よく参考にされるガイドは以下の通りです:  

  • Via Writing (文法ミスを追跡できる優れた文法ガイドを提供) 
  • Let’s Go And Learn / Simple Grad (編集作業を格段に効率化できる編集ガイダンスを提供) 
  •  Cite It In (文章の書き直しが必要な際に役立つ執筆支援ツール)  
  •  State Of Writing (執筆全般に役立つリソースの総合集) 
  • Editage Insights (研究者・編集者・学術誌向けの、学術出版と研究論文に関する専門リソース) 

4. こまめに休憩を取りながら、少しずつ校正を進める 

論文全体を一度に校正しようとすると、集中力が途切れたり飽きてしまったりする可能性があります。注意力が散漫になり、見落としがちな小さなミスを見逃してしまう恐れがあります。 

代わりに、論文を小さなセクションに分けて、少しずつ段階的に校正していく方法をお勧めします。これにより集中力を維持しやすくなります。この方法では数日かかる場合もありますが、安全策を取る方が無難です。適度に休憩を挟みましょう。常に論文を見続けていると集中力が低下し、結果的に校正に通常の2倍の時間がかかってしまうことになります。 

5. Wordの機能を活用する 

Microsoft Wordはあらゆる種類の文書作成において最も広く利用されているツールの一つです。文章作成に適しているだけでなく、校正作業にも活用できます。言語設定を「米国英語」または「英国英語」に設定し、「スペルチェックと文法」機能を使用して誤りを検出しましょう。さらに、「検索」機能を使えば、すでに気づいた類似の誤りを他の箇所でも確認できます。 

6. 音読する 

文章を声に出して読むことで、文の構造が不自然な箇所や修正が必要な箇所を的確に把握できます。この方法により、論文の構成に関わる重大な誤りから、文法やスペルといった細かなミスまで、さまざまなタイプの誤りを発見することが可能です。これは、学位論文の誤りを減らすためのシンプルで効果的な方法です。 

7. 印刷した原稿で校正を行う 

伝統的な方法ではありますが、印刷した論文に手書きで修正を加える方法も非常に効果的です。見つけた誤りの種類に応じて異なる色でマークを付けることで、画面上で確認するよりもはるかに容易に自分のミスを発見できます。紙に印刷した原稿であれば、色分けしながらの校正作業がより直感的で効率的、かつ楽しく進められるでしょう。 

8. 剽窃チェックを実施する 

これは校正作業の正式な工程ではありませんが、意図せず他者の著作物を剽窃していないか確認するための重要な追加チェックです。剽窃は倫理に反する行為とみなされ、発覚した場合は懲戒処分の対象となる可能性があります。オンライン剽窃チェックツールを使用して原稿をスキャンし、既存の出版物との一致がないか確認してください。一致率は5%未満を目標としましょう。 

これらのポイントを参考にすれば、博士論文を誤りなく徹底的に校正できるはずです。 

まとめ 

最終校正は、あなたの学位論文の成否を分ける重要な工程です。上記のポイントを参考に、原稿に含まれる些細なながらも恥ずかしい誤りを確実に修正してください。それでも不安が残る場合は、専門の英語校正や論文校閲サービスの利用をお勧めします。特に、学業と個人的な用事を同時にこなさなければならない状況ではこちらのサービスが役立つはずです。 

ジャーナルに提出する論文執筆において、意図しない剽窃のリスクを防ぐためには、自身の確認だけでは確認ミスが起こる可能性があります。その可能性をなくすためには、信頼できる英文校正サービスに申し込むことで、プロによる剽窃チェックを実施することが重要です。エディテージの英文校正では剽窃チェックが標準附帯、もしくはオプション追加でご利用いただけますので、ぜひお申込み下さい。 

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この記事を書いた人

2002年に設立された、カクタス・コミュニケーションズの主力ブランドであるエディテージの目指すところは、世界中の研究者が言語的・地理的な障壁を乗り越え、国際的な学術雑誌から研究成果を発信し、研究者としての目標を達成するための支援です。20年以上にわたり、190か国以上の国から寄せられる研究者の変わり続けるニーズに対応し、研究成果を最大限広く伝えられるよう、あらゆるサポートを提供してきました。
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