出版倫理、研究倫理、研究・出版倫理、ポリシー、学術論文、英文校正、英文校閲、論文校正、ネイティブチェック

エディテージの研究・出版倫理ポリシー

論文著者を倫理不正のリスクから守ります。

激化する学術出版競争の中で、世界中の研究者が大きなプレッシャーの中での論文執筆を余儀なくされています。より迅速に、よりインパクトの高いジャーナルに論文を掲載されることが研究者にとっての死活問題になっている現実があり、場合によってはそれが学術論文の出版倫理侵害を助長する原因になっています。エディテージは163ヶ国15万人を超える研究者の方々の学術論文の英文校正を手がける中で、出版倫理を侵害する可能性のある原稿を時として発見することがありました。お客様との対話の中で、これらの盗作・剽窃と疑われるケースの多くが著者の方が出版倫理の知識や情報不足のために気づかずに行ってしまう、いわゆる「Accidental Plagiarism(故意でない剽窃)」であることがわかりました。

エディテージは、学術出版に携わる企業として、また、ジャーナル編集者よりも先に著者の重要な論文に目を通し、よりよい出版をサ ポートする校正チームとして、私たちもまた研究・出版倫理を守る責任の一部を担っていると考えています。社内で実践している研究・
出版倫理ポリシーを広く公開することで、英文校正業界全体が何らかの形で研究コミュニティおよび学術出版業界全体の出版倫理意識の向上に貢献することを期待しています。エディテージは「著者の方々への出版倫理に関する啓蒙活動と教育コンテンツの提供」と「出版倫理侵害の早期発見のための社内校正プロセスの倫理遵守のための最適化 」の2本柱の活動を継続的に行っていきます。


エディテージにおける倫理的不正行為の疑いに対する措置

非倫理的な論文発表における著者のリスクを減らすため、以下の措置ガイドラインに従いましょう。

倫理的な不履行の疑いに
対する措置の取り方


お客様の論文の中で、倫理的不履行が疑われる事例を見つけた場合、以下のプロセスに従いまして、最終的に納品する前に問題が解決されるよう、必要なステップを著者に知らせる必要があります。

その他の特典

剽窃の疑いに対する
措置の取り方


お客様の論文の中で剽窃の疑いのある事例を見つけた場合は、その問題の深刻さに応じて、以下のご提案をさせて頂きます。最終的に納品する前に問題を解決する必要があります。


その他の特典

多重出版/余剰出版の疑
いに対する措置の取り方


お客様の論文で多重出版/余剰出版の疑いがもたれる場合は、以下の措置に従い、最終的に納品する前に問題が解決されるよう、必要なステップを著者に知らせる必要があります。


その他の特典

現在、不正行為の疑いに対しどのようにして対処しているでしょうか?

  • 事例 1: データねつ造と画像複製の疑い 

    事例:
    論文検討の際、エディテージの論文出版の専門家が次のような所見を述べた場合:

    1. その研究では、複雑で動物の死亡率が高い新しい外科的 手術が証明されていました。このような研究は通常、多数の動物を対象に行われ(手術中の動物の死を説明するため)、最終的には実験を行ったグループ間で動物の数が等しくなくなります。しかし、この研究ではすべてのグループで動物の数が同じでした。これはほとんど起こりそうもない結果と思われ、著者による説明が必要とされます。

    2. 図2枚が同じスライドからとられたものでした。細胞分布が同じ画像でありましたが、2枚のスライドは、別々の抗体で着色されたものと論文には書いてあるため、同じということはあり得ませんでした。
    対処:
    社内の論文出版の専門家が懸案事項を著者に伝え、論文の倫理的基準を破っていることが明らかになった場合に考えうる問題を示唆しました。ターゲット・ジャーナルへの投稿を続けたいと著者が希望したので、担当者はデータの信頼性をジャーナルに対し明確に説明するよう著者に求めました。
    要約:

    データのねつ造と画像の複製は、ソフトウェアによって見つけることができません。一番よく発見できるのは、その分野での訓練を積んだ専門家の目です。お客様の論文から倫理的な懸案事項がなくなるよう、エディテージでは、一番分野がマッチする専門家に論文に取り組んでもらうよう全力を尽くしています。
  • 事例 2: 多重出版

    事例:
    論文についての重要な懸案事項は、その論文の研究が中国のジャーナルに掲載された同著者の研究と全く同じ研究に見えるということでありました。論文の中で、中国語で書かれたもとの研究は引用されておらず、議論もされていませんでした。エディテージの専門家は、2つの研究の類似点/相違点をわかりやすく明らかにする必要があると結論づけました。
    対処:
    エディテージの専門家は、その論文を複製にしてしまう(余剰出版になる可能性が出てくる)別の論文の存在と、類似した研究が中国語で発表されていることを、英語のターゲット・ジャーナルへのカバーレターの中で明らかにしなければならないと、著者に伝えました。著者は、自分たちの以前の研究の一部を使うことは完全に許容されると考えていたようで、エディテージからの情報に対し大変驚かれていました。担当者は、出版倫理に関してエディテージが持っている多くの資料へのリンクを教えました。
    要約:

    英語のネイティヴでなく、倫理についての業界ガイドラインに詳しくない若手研究者の場合は特に、倫理的な出版行為に関してやっていいことと悪いことの認識不足が、明らかな不正行為の発生を引き起こす重要な要因となっています。このような場合エディテージは、その場を借りて、論文を出版するプロセスで若手研究者がおかしやすい間違いに関する基本的なノウハウを教えています。
  • 事例 3: インフォームド・コンセントの欠如

    事例:
    この研究では、新しい創傷治癒技術が提案され、2つの医療センター(病院)の患者に対する針穿刺を伴っていました。論文では、研究施設の倫理審査委員会から研究に対する認可を受けたと述べています。しかし、穿刺、治療、血管アクセスの消毒といったプロセスが、インフォームド・コンセントなしに行われていました。
    対処:
    患者の同意が必要であることを伝えたところ、著者はインフォ-ムド・コンセントを過去にさかのぼって得ることで、状況を是正できるか尋ねました。エディテージの専門家は、「被験者の積極的な同意なしに実施された人体実験には問題があるとジャーナルが考えるでしょう。また、こうした要件は実験の前に満たされなければなりません」と著者に説明しました。
    要約:

    患者、患者の集団、ボランティアで参加した人に関する研究の場合は、いかなる研究であろうと、インフォームド・コンセントが求められます。ジャーナルへ投稿する前に、論文でこのことを証明しておかなければいけません。これは人体実験において必要な条件です。エディテージでは、研究が倫理的な問題ゆえに掲載するのにふさわしくないとみなされることがないように、科学研究の倫理的要件すべてについて著者に意識をもたせるよう心がけています。

英文校正者と著者に対する教育的取り組み

エディテージは引き続き、意識向上キャンペーンを行い、世界の学術論文の著者と校正者に向けて
倫理的な出版を実践するための教育プログラムと教材を提供しています。



著者への教育

意識向上キャンペーン
と教育:


エディテージでは、ワークショップ、オンラインセミナー、電子書籍を通じて、出版倫理に関する業界ガイドラインについて学ぶ機会を著者に提供しています。

エディテージ・インサイト

論文レベルでのリスク
に関する相談:


エディテージの校正者は、不正行為の可能性がないかを調べ、そのリスクを著者に伝え、必要ならば投稿先ジャーナルの方針に合うよう指示します。



論文投稿支援パックに
おける倫理チェック:


エディテージの論文投稿支援パックには、論文の倫理チェックが含まれており、ジャーナルによる却下および/あるいは撤回を回避します。


英文校正プロセスの最適化

エディターおよび出版専門家に向けた倫理訓練:

エディテージでは社内の英文校正者と論文出版専の門家に対して、訓練プログラムを行っており、
剽窃チェックの実施、剽窃報告書の解説、著者への剽窃発見の通知などについて、教育を行っています。

不正行為の疑い例を扱うためのワークフローを設定:



エディテージではワークフロー・チャートを共有し、校閲チームがそれに従って、様々な不正行為に対処できるようにしています。さらに、チーム内ではその事例の共有とそれに関する討議を継続して行っています。

世界のリサーチ・コミュニティにおける学術コミュニケーションが今まで以上に倫理的に行われるようにするため、以上のステップが少しでも貢献することができれば思っております。