論文投稿支援サービスのよくあるご質問|英文校正エディテージ

論文投稿支援に関するご質問: 英文校・英文添削・ネイティブチェック・英語論文校正


投稿支援・論文作成に関するご質問


論文投稿プロセスについて

ジャーナル選択を担当するのはどういった人ですか。

エディテージでは、ジャーナル選択を行うのは最低でも博士号を有したエディターとなります。ほぼ全員が自身の論文をジャーナルに投稿した経験を持っているため、専門分野での基準に関して詳しいと言えます。

オープンアクセスジャーナルとは何ですか?

オープンアクセスジャーナルとは、出版した研究論文をオンラインで公開して、常に無料でアクセスできるようにしているジャーナルのことです。この種のジャーナルの趣旨は、科学コミュニティ全体に「研究成果を迅速にかつ効果的に伝えること」です(BioMedCentralより)。
読者は無料で論文にアクセスすることができますが、論文の著者は通常、ジャーナルが論文を出版するのに必要なプロセスの費用を支払う必要があります。

インパクトファクターとは何ですか?

インパクトファクターは、ジャーナルの中の論文が、一定期間内に他論文からどれだけ引用されたかを示した値のことです。例えば、インパクトファクターが3だとしたら、そのジャーナルの中の論文が一定期間内に平均で3回、他から引用されたことを示します。多く引用されているほど貴重で興味深く、かつ重要な研究とみなされます。

インパクトファクターにはさまざまな計算式が存在しますが、一般的にトムソン・ロイターによるJournal Citation Reports (JCR)が使用されることが多いようです。JCRのインパクトファクターで言うと1~4の値を持つジャーナルがほとんどですが、新しいジャーナルはインパクトファクターが低い傾向にあります。論文が何度も引用されるならば、それは他の研究者が引用するような新しい内容か、あるいは興味深い内容を持つと見なされます。

ジャーナルのインパクトファクターとリジェクト率は直接関係していますか。

一般的に、そのジャーナルのインパクトファクターが高ければ、論文を厳選している傾向が明白であると言えるでしょう。

しかしながら、必ずしも全部が全部そうではあるとは言えません。インパクトファクターが低いジャーナルでも極端に論文を選んでいる場合もあります。例えば、その分野でのトップレベルを目指している意欲的な新しいジャーナルは、インパクトファクターは低いものの、選考は非常に厳しくしています。一方で、インパクトファクターは高くても選考は厳しくないジャーナルもあります。オープンアクセス誌のPLoS Oneなどは、インパクトファクターは4を超えていますが、この雑誌は多くの量を発行することを目指しているので、リジェクト率は比較的低い30%となっています。

ジャーナル査読者は論文の受理やリジェクトを決定しますか?

いいえ、査読者自身は論文の受理またはリジェクトを決定しません。決断を下すのはジャーナル編集者の仕事です。

しかしながら、査読者は決断は下しませんが、編集者の決断に強い影響を与えることができます。査読した論文を査定して、受理すべきかリジェクトすべきかを編集者に薦めることができるからです。ジャーナル編集者は査読者の推薦を考慮したうえで受理またはリジェクトを決定します。

なぜジャーナルは論文の著者に査読者を推薦するよう求めるのですか?

ジャーナルは、受け取った全ての論文がその分野について深く理解しているエキスパートにレビューされるようにしたいのです。論文の著者はその分野のエキスパートについて最もよく知っているはずなので、査読者の候補を挙げるように依頼するのです。

また、多くのジャーナルは競合する研究者を査読者からはずすことも承認しています。公平な査定をしてもらえない可能性のある研究者の名前を査読者から外すことも可能な場合があります。

自分の論文の査読者には誰を推薦したらいいですか?

査読者に推薦する研究者は、投稿する論文の研究分野について深い理解があるエキスパートである必要があります。例えば、同じ研究分野の他の大学の研究者や、学会などで知り合った同分野の研究者、過去に論文を引用してくれた研究者などを候補にあげるといいでしょう。

しかし、同じ大学の学部の同僚や、自分の下で働く研究者、自分の上司に当たる研究者を推薦するのは避けましょう。

ご注意:エディテージでは査読者の推薦は行いません。

なぜ試験登録番号の記入を要求するジャーナルがあるのですか。

症例報告を含む医学論文の場合のみ、試験登録番号の記入が要求されます。臨床試験は健康上の質問に答えてもらうために他人の協力を必要とする研究です。International Committee of Medical Journal Editors (ICMJE)は、すべての臨床試験について、その結果を論文として報告するより前に試験登録を行うことを要求しています。全ジャーナルでこの基準が適用されています。

論文の責任著者(Corresponding author)とは誰のことですか?

ジャーナルへの論文投稿プロセスでは、共著論文の場合一人の著者が原稿と、出版プロセスにおけるジャーナルとのやり取りを行う責任者となる必要があります。この著者のことを責任著者、Corresponding authorと呼びます。

論文原稿に関するジャーナルからの対応はすべて責任著者に送られ、責任著者はジャーナルとコミュニケーションをとって、論文を修正し、修正原稿を再提出する責任があります。責任著者は論文の正確さや整合性についても責任を持ちます。

著者についての詳細は、 をご覧ください。

ジャーナルへの投稿料はジャーナル投稿代行サービスの料金に含まれますか?

ジャーナルにはそれぞれ独自のポリシーがあり、独自の収入モデルによって運営されています。そのため、料金体系もまたジャーナルによってそれぞれ異なります。例えば、ほとんどの投稿ベースのジャーナルはカラーの図表やグラフィックの印刷料金を著者に負担させますが、論文の原稿そのものの印刷代は請求しません。一方で、多くのオープンアクセスジャーナルでは著者に出版費用を請求し、その費用によってジャーナルの運営費をまかなっています。

このように費用の形態はジャーナルによって異なること、それに著者自身が支払いをしなければならないことから、ジャーナルへの投稿費用はジャーナル投稿代行サービスには含まれません

なぜジャーナルはカラー印刷のための費用を請求するのですか?

カラー印刷は白黒印刷よりもコストがかかります。そのため、論文に付属する図表やグラフィックをカラーで表示させたい場合には、ジャーナルによってはカラー印刷の費用を著者に請求することがあります。

これはジャーナルによってルールが異なります。研究論文によってはカラー印刷が必須の場合がありますので、そういった論文を扱うジャーナルではカラー印刷代を別で請求するのではなく、原稿全体の印刷代のある一定の割合として請求する場合もあります(細胞生物学や化学構造のステレオペアなど)。

それぞれのジャーナルの印刷費用については、ジャーナルのウェブサイトで確認してください。

意図せぬ盗用・剽窃に対してリライトや言い換えのサポートはありますか?

エディテージの剽窃チェックレポートサービスでは、剽窃・盗用の疑いがかかる文章の特定と、剽窃・盗用防止策のご提案は行っていますが、リライトや言い換えのサービスはご提供していません。学術出版のガイドラインには、引用コンテンツを理解した上でそれを自らの言葉で書くということが含まれており、それゆえ、お客様自身で剽窃を回避しながら執筆するのがベストであるという考えに基づいています。

カスタマイズ・パックについて

カスタマイズ・パックとは何ですか?

カスタマイズ・パックは、プラチナ、ゴールド、シルバーの3つの標準パックの中から一部のサービスだけをご利用になりたい方のためのパックです。ご利用になりたい単体サービスを1つから複数お選びいただき、選んだサービスだけを詰め込んだ自分だけのパックとしてご利用いただけます。

単体サービス1つだけでもカスタマイズ・パックを利用できますか?

はい、1つだけ単体サービスを利用されたい場合でも、カスタマイズ・パックをお選びください。ですが、スタンダード英文校正またはプレミアム英文校正のみをお選びいただいた場合には、より迅速な対応のため、英文校正サービスチームが対応させていただきます。

投稿ジャーナル選択について

ジャーナル選択を担当するのはどういった人ですか。

エディテージでは、ジャーナル選択を行うのは最低でも博士号を有したエディターとなります。ほぼ全員が自身の論文をジャーナルに投稿した経験を持っているため、専門分野での基準に関して詳しいと言えます。

投稿ジャーナル選択サービスでは、投稿論文の受理を保証していますか。

いいえ、エディテージでは論文の受理を保証しておりません。ジャーナルの編集者は、多くの要因にもとづき、主観によって決定を下すからです。例えば、同じトピックを扱った2つの論文を受け取った場合、どちらも発表する価値のある論文であっても、ジャーナルはどちらか一方のみを受理する傾向があります。

投稿先ジャーナルが決まっていても、ジャーナル選択サービスを利用する必要はありますか。

お客様が投稿先ジャーナルを申告された場合、それがふさわしいかどうかを検討した上で、さらに他投稿先候補も推薦します。ジャーナル選択サービスでは、そのジャーナルが投稿先として適しているかどうか、あるいは他にもっとふさわしいジャーナルがあるかどうかをご確認いただけます。

なお、リジェクト率の高いジャーナルに投稿する場合、論文が最終的に受理されるまでにいくつかのジャーナルに投稿しなければなりません。そのため、予備のジャーナルのリストをあらかじめ用意しておくべきです。万が一論文がリジェクトされたときにそのリストを元に再提出先を検討するためです。

希望したインパクトファクターを持つジャーナルだけに投稿してもらえますか?

ご指定いただいたインパクトファクターの範囲内を守るよう努めますが、インパクトファクターはジャーナルを選択する際の目安のひとつにすぎません。ジャーナル選択の際には、担当者が複数の観点から判断してご提案いたします。論文内容への評価をベースとして判断を行うため、ご指定よりも低めあるいは高めのインパクトファクターを持つジャーナルを選択する場合もあります。

ジャーナルを選択する上で、インパクトファクターは最も重要な尺度なのでしょうか。

インパクトファクターは、ジャーナルの一般的な評価をはかるものに過ぎません。著者が最も考慮すべきは、ふさわしい読者に論文を読んでもらえるかどうかということです。従って、ジャーナルの読者層、守備範囲、認知度(索引が書誌データベースに掲載されるかなど)も、インパクトファクターに比べてより重要とは言えないかもしれませんが、同程度には重要と言えるでしょう。

なお、投稿ジャーナル選択サービスでは、お客様の研究発表において何が重要かという点を考慮し、ニーズに合った最適のジャーナルをお選びいたします。

希望のインパクトファクターをどのように選択すればよいでしょうか。

インパクトファクターが低いジャーナルで論文が受理されやすいという傾向にあります。一刻でも早く論文を発表するということに重きを置くならば、発行の頻度が高くインパクトファクターが低いジャーナルを検討するのが良いでしょう。一方、トップレベルのジャーナルはインパクトファクターが高くなります。インパクトファクターが絞りきれない場合、範囲を広く設定したほうが良いでしょう。

インパクトファクターは、研究分野によっても変化します。例えば、インパクトファクターが2であるジャーナルがあったとしたら、それは、史学では比較的高いとされるかもしれませんし、薬学では低いとされるかもしれません。

ほとんどのジャーナルは、ウェブサイトでインパクトファクターを公表しています。ジャーナルのウェブサイトにアクセスする際にインパクトファクターもメモしておくと良いでしょう。ご自身の研究分野でのインパクトファクターの範囲が把握できることと思います。

ジャーナル投稿代行について

ジャーナルへの投稿のプロセスはどのようになっているのでしょうか。

多くのジャーナルがオンライン投稿システムを採用しています。このシステムでは、著者はオンラインフォームの指定に従って入力し、論文をアップロードしなければいけません。まだオフラインでの受付をしているジャーナルも少数ありますが、その場合、著者の個人情報と論文をジャーナル事務局あてに郵送する必要があります。

ジャーナルがオンラインでの受付を行っていなくてもエディテージのジャーナル投稿代行サービスは利用できますか?

オンライン提出システムを持っていないジャーナルは著者に論文をメールか郵送で送ることを要求しています。このような場合、投稿規定に合わせて論文の体裁を整え、投稿先ジャーナルにあてたカバーレターも用意しなければいけません。エディテージのジャーナル投稿代行サービスはジャーナルがオンライン投稿システムを持っていない場合でもお役に立てます。

ジャーナル投稿プロセスにはどんな作業が含まれますか?

論文投稿プロセスでは、ジャーナルが論文著者に以下を求めます。

  • 著者と原稿に関連した情報の提出。ジャーナルのウェブサイトのオンラインフォームを通じての情報提供が求められます。
  • 患者同意書や著作権委譲書等の追加ドキュメントを郵便またはFAXで送信。ドキュメントには全共著者のサインが必要です。
  • 研究の重要性を説明したカバーレターの送信。
  • ジャーナルに指定されたファイル形式での論文や必要ファイルのアップロード。

ジャーナル投稿代行サービスは、共著者同意承諾書や著作権移譲書のような書類の処理のサポートも行っているのですか。

ジャーナルは通常、オンラインで必要な情報を提出するよう求めます。しかし、共著者同意承諾書や著作権移譲書などは、著者の実際の署名が必要となるため、著者が自ら書式に記入し、FAXで送付する必要があります。そのような場合でも、エディテージのジャーナル投稿代行サービスでは、書式の記入方法についてご案内し、記入のサポートを行います。

ジャーナル投稿代行サービスは、どのように役立つのですか。

ジャーナルのフォーマットや提出用書類は、その指示がややこしいことがよくあります。エディテージのジャーナル投稿代行サービスでは、ジャーナルの指示を正確に理解するとともに、正しく、簡潔な英語でジャーナルへの返信を行うためのサポートをいたします。エディテージはジャーナルの投稿規定に100%沿った論文を仕上げます。ジャーナルのシステムはもれなくチェックするのが難しく、オンラインフォームの記入にも時間がかかるものですが、エディテージのサービスをご利用いただくことで、貴重なお時間や労力を節約することが可能になります。

ジャーナル投稿代行サービスには、論文を投稿規定に沿ってフォーマット調整する料金も含まれていますか。

はい、含まれます。ジャーナル投稿代行サービスの一部として、ターゲットジャーナルの規定に沿ったフォーマット調整が含まれます。

ジャーナル投稿代行サービスには論文に添付する図やイメージ等のフォーマット調整は含まれますか。

グラフィック調整はジャーナル投稿代行サービスには含まれません。必要な場合には論文投稿支援パックのプラチナ、ゴールド、シルバーのいずれかをお選びいただくか、カスタマイズ・パックから論文用グラフィック調整サービスをお選びください。

エディテージから論文が投稿できる状態に至っていないという連絡が来ました。どういう意味ですか?

本サービスの目的は、お客様の論文がジャーナルに出版される可能性を高めることです。そのため、ジャーナルに投稿する前に、その論文がジャーナルの要求に沿ったものかどうか、提出前に必要な変更がないかを評価します。

プラチナ、ゴールド、シルバーの3つのパックのいずれかをお選びいただいた場合は、ジャーナルの規程に沿ったフォーマットになるように原稿と図やイメージを調整させていただきます。

カスタマイズ・パックをご利用で、英文校正と論文用グラフィック調整をお選びいただかない場合には、上記のようなフォーマット調整サービスが付属いたしませんので、お客様にフォーマット調整等の必要な変更を行うようにご連絡をさしあげます。

<ご注意>
英語を第2言語とする論文著者の方には、原稿の英文校正を必ず受けてからジャーナルに論文を投稿するよう強くおすすめしております。さらに、ご投稿の際には、ジャーナルの原稿や図表のフォーマット規程に従う必要があります。ぜひエディテージの論文投稿支援パックをお選びください。ジャーナルは論文が規程フォーマットに従ってないという理由で論文をリジェクトすることがよくあります。エディテージのサービスではこのようなリジェクトの原因を最小限に抑えるようにサポートをいたします。

論文投稿後にジャーナルから受け取ったメールへの返信作業もサポートしていただけますか。

はい、ジャーナルからメールが来た場合、エディテージがそのメールへの返信の骨子を作成いたします。必要に応じ、エディテージからジャーナルに実際に返信する前にお客様に返信内容を最終確認していただき、承認をいただくようにいたします。

なぜジャーナルのユーザーネームやパスワードをエディテージにも知らせることが必要なのでしょうか?

ジャーナル投稿代行サービスや論文投稿支援パックでは、エディテージがジャーナルのオンライン投稿システムのアカウントを作成いたします。論文投稿時のジャーナルとのやりとりの際に筆者の個人情報(氏名、e-mailアドレスなど)が必要となるため、そちらの情報をいただき、アカウントを作成させていただきます。また、アカウント作成後にジャーナルよりログイン情報の詳細がお客様あてにメールで送られてきた場合には、どうぞエディテージにもご転送ください。論文投稿およびその後の進捗状況のチェックをエディテージから行うため、ログイン情報が必要となります。

論文投稿支援パックで投稿後、フォーマットの不完全さ原因で論文が返却されてきました。

ジャーナルが論文を返却してきたからといって、必ずしもその論文がリジェクトされたことを意味するわけではありません。ジャーナルによっては全てのフォーマット規程をウェブサイト上で公表していない場合があります。その場合には問題を解決して再度同じジャーナルに投稿することが可能です。このような場合、エディテージは無料でフォーマット修正をして再投稿を行います。

ジャーナルにご投稿いただいた後で、論文の修正をすることは可能ですか?

いいえ、一度投稿された論文は、その後に修正されたものとは置き換えることはできません。投稿後は、一切の加筆・修正はできません。

ジャーナルが論文を受理したかどうかの連絡になぜ時間がかかることがあるのですか?

ジャーナルは通常ピアレビュープロセスに3ヶ月から1年間をかけ、その後で論文著者に受理の是非を連絡します。ジャーナルに連絡を取って状況を確認することもできますが、1回以上これを行うことはおすすめしていません。ジャーナルに状況をそれとなく確認する以外には、残念ながらジャーナルの決断を早める手段はほかにありません。ジャーナルによってかかる時間はそれぞれ異なります。

投稿前ピアレビューについて

英文校正と投稿前ピアレビューサービスとの違いは何ですか。

英文校正では、校正者は論文の英語表現や構成をチェックします。英語面での問題点を修正し、アドバイスを提供し、意味が不明瞭な文をはっきりさせ、大幅な変更点をお客様にご確認いただきます。

一方、ピアレビューサービスでは、レビュアーは英語面ではなく、論文の内容自体をチェックします。内容の問題点に関して指摘を行い、新しい情報を加え、適切な先行研究に関して引用を行うことによって論文をいかに改善できるかについてコメントをします。レビュアーは、論文のテキストに関しては一切手を加えません。

校正者と投稿前ピアレビュアーはどう違うのですか?

投稿前ピアレビュアーは科学的メリットという観点から研究そのものを評価します。エディテージのレビュアーは各専門分野をよく知るエキスパートであり、最低資格としてその分野のPh.Dを持っています。また、エディテージのほとんどのピアレビュアーが博士号を持っており、過去に論文を発表したり、実際に英語のジャーナルのピアレビュアーの経験があります。

英文校正サービスと投稿前ピアレビューサービスで内容が重なる部分はないのですか。

ほとんどありません。校正には内容に関するコメントは含まれません。また、ピアレビューには英語面でのコメントが含まれません。

エディテージの投稿前ピアレビューを受けました。しかしそれでもジャーナルの査読者から否定的なコメントが返ってきました。エディテージのレビュアーはこれを事前に防ぐことはできないのですか?

ジャーナルの査読プロセスは極めて主観的なものです。査読者(ピアレビュアー)は自分の知識と専門性を基準にして原稿を評価します。そのため、ジャーナルは1本の論文につき2人以上の査読者をつけるのが一般的です。また、異なる査読者が1本の論文に対してまったく違う意見を持って対立することもよくあります。

エディテージの投稿前ピアレビューでもこれと同じことが起こることがあります。レビュアーがどんなに高い専門的知識を持っていても、評価は実際のジャーナル査読者がそうであるように主観的なものになります。そのため、エディテージのレビュアーのコメントにしたがって論文原稿を修正したとしても、ジャーナル査読者から別のコメントが返ってくる可能性もあります。査読者同士で100%の合意があることはまずありません。

それでもなお、ピアレビューを事前に受けることで、ジャーナル査読者が必ず指摘する重要な問題点を未然に解決することができます。投稿前ピアレビューを受けることで、リジェクトの原因となる問題をできるかぎり少なくすることが可能です

エディテージの投稿前ピアレビューを受けることで、論文の受理は保証されますか?

論文の受理と出版にはさまざまな要因が影響を及ぼしています。投稿したジャーナルの趣旨に研究が合っていない場合もあれば、研究テーマが読者にとって興味を引くものでない場合もあります。そして、論文の受理には研究そのものの質の高さが大きく影響を及ぼしています。そのため、エディテージは論文の出版を保証することはできません。サービスを通じて受理の可能性を最大限に高めるためのサポートをさせていただきます。

論文に評価レポートや点数を付けてくれますか?

エディテージでは、数字による評価基準は必ずしも研究の質を正確に表さないこと、そして論文の評価には定量的なパラメーターによる比較よりも一つ一つの科学論文の性質から判断が必要なことから、点数による評価は行っていません。その代わり、弊社のエキスパートが、ジャーナルが行うのと同じ形式でピアレビューをして評価いたします。論文全体の質の評価も行います。

ジャーナルの査読者からのコメントに同意できない場合はどうすれば良いですか。

論文に対するコメントに対して完全に同意できる著者はいません。ご承知の通り、すべての査読者コメントに回答する必要はありませんが、査読者コメントを理解するためにさらに質問を行うことはジャーナルの査読者からも歓迎されるでしょう。もしコメントに同意できない場合は、その点に関する説明および質問を送っていただければ、エディテージのレビュアーが対応いたします

投稿前ピアレビューサービスではエディテージのレビュアーは論文に何か手を加えることはするのでしょうか。

本文に手を加えることはいたしません。エディテージのレビュアーはコメントを挿入し、論文中の問題点を記したレポートを作成して改善案をご提供いたします。このような修正は論文の文脈に応じた変更も含みますので、お客様にとって最適の変更になると考えます。

どの分野でも対応してくれるのですか?

一部の学問領域について、対応出来かねる場合がございます。詳細はこちら //www.editage.jp/info/contactus.html からお問い合わせください。

論文用グラフィック調整について

論文の図やイメージなどのグラフィックを作ってくれますか?

エディテージでは図やイメージそのものの作成は行っていません。お客様が作成した図やイメージを使って、ジャーナルの規程に従った形式に修正いたします。

どのファイルタイプで図表を作成すればよろしいでしょうか。

.eps、.ai、.tif、.gif、.jpeg、.xlsなど、ほとんどのファイルタイプに対応しておりますが、エディテージのデザイナーが修正可能なファイルの送付をお願いいたします。作成時のファイルタイプのままお送りいただくのがベストです。こちらで修正できないファイルをお送りいただいた場合、元ファイルの再送付をお願いすることになります。

ジャーナル規程に沿った保存形式にファイルを変換してもらえますか?

はい、行います。ジャーナルは一般的に図表やイメージを.epsもしくは .tiffの保存形式で提出するよう指定します。 エディテージは一般的なジャーナル規程で求められる全ての形式に対応いたします。

図表をマイクロソフト・ワードあるいはパワーポイントのファイル内に挿入した形で送付しても、対応いただけますか。

通常はエディテージでそれらのワードかパワーポイントのファイルから抜き出すことが可能です。しかし、非常に複雑な図表(例:散布図や地震グラフなど)や写真の場合、別途ソースファイルあるいは図表ファイルを送付していただく必要があるかもしれません。また、挿入された画像の解像度が低い場合にも、元ファイルの送付をお願いする可能性があります。

出版倫理について

出版倫理とは何ですか?Good Publication Practiceとは何を指しますか?

出版倫理とは、倫理的なリサーチ・ライティングや研究の出版に関する一連のガイドラインや実践のことを指します。これらのガイドラインには、著作権、盗作、利益相反、原著者などの内容が含まれます。

Good Publication PracticeはInternational Society for Medical Publication Professionals (ISMPP) が作成した国際的に認知された出版倫理ガイドラインです。これは有名なジャーナルのほとんどで採用されています。

より詳しい内容は、出版倫理のページとをご覧ください。

利益相反とは何ですか?

利益相反は、著作者が研究資金の提供主との間に直接または間接的に金銭または個人的な関係を持つ場合、または研究結果が著作者の経済的な状況を左右する場合に起こります。

より詳しい内容はをご覧ください。

著作権について知っておかなければいけないことはありますか?

著作権は誰に著作の出版、配布、編集を行う権利があるかを規程するルールです。ジャーナルによってこのルールは異なります。これには論文のコンテンツやイメージ等を情報元への連絡なく再利用することについての規程も含まれます。

盗作とは何ですか?

アメリカのNational Science Foundationは盗作を「他者のアイディア、プロセス、結果、または言葉の、適切な原作者の指摘のない私有(45 Code of Federal Regulations, Section 689.1)」と定義しています。盗作には以下が含まれます。

  • 情報元を記載せずにセクション、ページ、パラグラフ、またはセンテンスを無断使用すること
  • 情報元を記載せずに、数語または数フレーズを変更した原稿を無断使用すること
  • 情報元からの許可を取らずに表、イメージ、図、結果を使用すること

2つ以上のジャーナルに論文を同時に投稿できますか?

いいえ、できません。2つ以上のジャーナルに同じ原稿を同時に投稿することを「二重投稿」といいます。これは非倫理的な学術出版の方法として、著作権の侵害に当たります。これを行うとジャーナルからブラックリストに掲載されます。より詳しい内容は、をご覧ください。