"英文校正者も含めたすべての論文著者が英文校正を必要としている"

"英文校正者も含めたすべての論文著者が英文校正を必要としている"

キャリアについて教えてください。学術論文のフィールドに入ったきっかけは?

私は人生の大半をライターとして過ごしてきました。最初は詩や散文、のちに科学を題材テーマに書きました。博士号を取得した後、生態学的な排水処理や、グリーン・インフラストラクチャー、湿地帯のミティゲーションの実績を含む、水に関連した問題を扱うコンサルティングで3年間働きました。  コンサルティングをしていた時間に多数の技術的な報告書を準備しました。その後、インディアナ大学にて1年契約の仕事をしている間は、湿地帯土壌の生態学に関する書籍を書いたり、多数のピアレビューや校正サービス、土壌の物理学・化学分析、学生たちの研究と論文執筆の手伝いなどをおこない、有意義な時間を過ごすことができました。

自分の研究に基づいた原稿や提案を書くことに加え、校正やピアレビューの仕事では、学術的な訓練をおこない、その責任を負うことが私の役割です。コンサルティングや学問において、執筆したり、編集することは、中心的な仕事として継続しています。また、編集作業の仕事に加え、様々な種類のジャーナルのピアレビューアーとしての仕事も続けており、生態学者、グラント・ライター、レビューアー、コミュニケーション・スペシャリストとして、非営利団体でも働いています。私は研究の成果を出版することは研究者にとってとても重要であり、また、新しい結果と視点を出版チームにもたらすプロセスに関われることは価値があると信じています。

 

あなたはカクタスの論文投稿サポートチームの一員ですね。ここでの体験は、執筆や編集、論文出版において、ご自身のアプローチにどのように影響を与えていますか?

プロのエディターとしての仕事は、ライティングの技術的・文体的な側面において、私をより注意深くさせましたし、そのことは執筆を継続させる影響を与えてくれました。出版することはとてもエキサイティングで、ハードワーク、リサーチ、分析の重要な証です。論文投稿サポートの仕事を通じて、批判的なレビューへのニーズ、細かい注意力、アイデアの明確さと簡潔なプレゼンテーションについてのより良い正しい認識を持つことができました。

自分が論文を書くとき、私は他人に自分の研究のレビューと批評をしてもらいますが、いつも仲間や同僚は役立つ洞察と視点を与えてくれます。

 

自身の著作を出版していますね。また、ピアレビューアーとしての経験もあります。あなたの経験から、しっかりと構造立てられた良い原稿とは何でしょうか?

はじめに、原稿は関連のある問題やその問いへの取り組み、関心のある問題に対する洞察力の提供を求める必要があります。多くの論文が特定の研究分野を持つ読者や研究者を対象にしていることから、一般的に科学的な論文は他の分野の科学者たちを引き込み、理解させることのできる十分な詳細とコンテクストを提供すべきだと思います。もし、その原稿が文献レビューであった場合、著者は新しい方法、あるいは過去におこなってきたものよりもっと総合的な方法において、既存の作品を総合化することが求められます。

一般的に優れた原稿とは、①研究に明確なコンテクストを設定し、それを研究と考察の既存の本体内に置く、②取り組まれるべき目的を明確に定義する、③全体的に簡潔な方法で実験結果の意義の査定に使用されたメソッドを含んだ研究方法または方法論を描写している、④読者が研究結果の評価を彼ら自身でおこなうことができる論理的に整頓された方法で提示された結果、⑤主題をより理解する試みとして、既存の知識のコンテクストにおける結果を解釈し議論している、ものだと思います。そして最後に、著者は将来の研究や、現在の研究のために彼らの研究成果の推測を議論すべきです。また、原稿の各セクションは最適な情報を含むべきだと思います。(例:メソッドのセクションはメソッドのみ、結果のセクションは結果のみなど)

 

英文校正の仕事をしていないときは、どのような時間を過ごしていますか? また、たくさんのトレーニングも受けていますよね。

私は熱心なロッククライマーです。そして、自然探検家、読書家、料理家でもあります。プライベートな時間には、旅行、クライミング、ハイキング、自然観察、料理などをするのが好きです。また、植物と両生類のサンプリングのために様々なテクニックを使って、湿地帯を取り巻く環境の評価のメソッドについて焦点をあてたトレーニングもおこなっています。特に湿地帯に興味があるんです。なぜならそこに宿る微生物の多様性が興味深いからです。植物や動物、微生物の興味深い適応構造は、動的な環境において生存するためのものです。そして、重要な栄養サイクルはこのエコシステムにおいて、その構造を進行させます。全種類の生態システムの退化の復活と、既存の生体を取り巻く環境の維持について興味を持っています。

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