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エディテージ・インサイトについて

私たちの歩み

エディテージは、2002年から学術編集/出版支援サービスを通して、世界中の著者が出版という目標を達成するお手伝いをしてきました。出版をサポートしながら著者と関わり合ううちに、研究者は学ぶことに大変熱心であること、そして出版プロセスの参考となる情報や、案内役となる人を常に求めていることに気づきました。また、非英語圏の研究者は、母国語での情報が限られている場合、めまぐるしく変化する欧米出版界の新しい動きから取り残されがちであるという重要な事実にも気づきました。

著者との関わる中で、明らかな「ギャップ(ずれ)」の存在に気づかされたのです。そのギャップは、著者とジャーナル、新米研究者とベテラン研究者、東側諸国と西側諸国の間などに存在しています。

このギャップの大きさを知るために、2012年、私たちは著者とジャーナルを対象に調査を実施しました。調査目的は次の通りです:

  1. 東側諸国の非英語圏の著者が国際ジャーナルに論文を投稿する際の課題を特定する。
  2. 著者が直面する課題についての、欧米諸国のジャーナル編集者の考え方を理解する。
  3. 著者とジャーナルそれぞれの見解のギャップを埋めるための案を提示する。

この調査結果は、国際科学編集者会議(CSE)の2013年の年次総会で発表され、Learned Publishing誌に掲載されました。結果からは、以下のことが明らかになりました。

著者が、ジャーナルに対して求めているもの

  1. 原稿の選考プロセスおよび基準に関する透明性の向上
  2. 出版倫理についての母国語での情報
  3. 編集者および査読者とのコミュニケーションの指針
  4. 出版過程で専門家に即座に助言を求められる仕組み

ジャーナルが、著者に知っておいてほしいと望んでいること

  1. 原稿は、ジャーナルの対象範囲にマッチしている必要があること
  2. カバーレターの書き方と、査読コメントへの対応方法
  3. 研究不正への対処について
 
 
 
 

このように、著者教育もさることながら、著者の母国語による著者教育の重要性がはっきりと浮かび上がってきました。また、世界中のジャーナル編集者と著者がそれぞれの立場から交流できるような共同フォーラムも必要でしょう。

著者とジャーナルの双方と関わり合う第三者として、私たちエディテージは、重要な業界で活動する人々の交流を促し、両者のギャップを埋める「場」を提供するのにふさわしい立場にあると自覚しています。あらゆる立場の研究者が利用でき、非英語圏の著者が業界の最新情報を得られるようなグローバルなプラットフォームこそ、今まさに求められているものであり、また出版界に計り知れない価値をもたらしうるものと考えています。このような考えに基づき、調査と試行錯誤の結果として生み出されたのが、エディテージ・インサイトです。