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英文校正会社に原稿を送る前にすべき5つのこと

国際的な査読付き学術誌に自分の研究論文が掲載されることは、研究者としての成功の証といわれています。事実、受理されて掲載されるのは、投稿される原稿のうちの数本だけなのですから、これは大きな手柄といえます。数少ない掲載論文の何本かに選ばれるためには、学術誌の編集者や査読者が、あなたの原稿に良い印象を持つようにしなければなりません。

研究結果が明確かつ効果的にまとめられ、すぐにも出版できるような整った原稿を用意するために、専門の英文校正会社の力を借りるのも一案です。英文校正会社が論文全体の質の向上に集中できるよう、原稿を英文校正に出す前に、以下のアドバイスを参考にしてみてください。

 

1. タイトルは自分でつける

原稿のタイトルは、研究論文においてもっとも基本的かつ重要な側面であり、書くのがもっとも難しいとも言われます。英文校正会社にタイトル付けを任せてしまう著者も多いのですが、原稿に最適なタイトルを付けるのにもっともふさわしいのは、著者であるあなたです。タイトルは、論文のテーマだけでなく、研究の意義も表すものにしましょう。効果的なタイトルは、論文のインデックス検索や引用にも影響してきます。ですから、原稿のタイトルは、英文校正会社任せにせず、自分で付けるようにしましょう。論文投稿の前に、専門編集者がタイトルのインパクトや言い回しをチェックして改善することも可能です。原稿のタイトルを考える際のアドバイスは、こちらの記事をお読みください。

 

2. 抄録は自分で書く

抄録(アブストラクト)は、読者があなたの論文全体を読むかどうかを決める、唯一の部分です。抄録が印象的なものであれば、読者はあなたの原稿全体を読むでしょう。著者は、抄録の準備に十分な時間をかけなかったり、ギリギリになって英文校正会者に任せたりするというミスを犯しがちです。もちろん、経験豊富な科学編集者は、あなたの書いた抄録をブラッシュアップしたり、文字制限に合うようサポートしたりすることはできますが、あなたのために抄録を書くのは、編集者の仕事ではありません。原稿に明確な抄録が付いていれば、編集者の編集作業はずっとやりやすいものになります。どうすれば抄録がより効果的なものになるかを学びましょう。

 

3. 原稿の構成をよく考える

よくある原稿掲載拒否の理由の一つとして、構成がお粗末であることが挙げられます。原稿を書き始める前に、基本的な構成を考えましょう。各セクションと、そこに入れる考察と情報の流れの概略を書き出します。自分の考えを系統立てて示すことができていれば、科学編集者はあなたの意図を理解し、原稿の水準を一段引き上げる手助けをしやすくなります。原稿を通して自分のもっとも重要な考察を伝える方法については、こちらの記事をお読みください。

 

4. データが正確か確認する

データの収集は科学研究において欠かすことのできないものであり、科学研究の論文には、図・表・グラフ、その他の統計の形で必ずデータが含まれています。英文校正会者に原稿を提出する前に、データが正確で完全かどうかを確認しましょう。

 

5. 校正は徹底的に

次のような校正作業をしましょう:スペリングの間違いを正す、余分なスペースを削除する、フォントが統一されているか確認する、文法的間違いを直す、参考文献・引用文献をチェックする、その他の書式を統一する。こうした作業を行うことで、科学編集者は、あなたの原稿について質の高い確認ができるようになります。

 

競争の激しい出版分野では、国際的な英文学術誌に受理されるような印象的な原稿を書くことは、容易ではありません。プロの英文校正会者の助けを借りて、原稿の全般的な質を高め、ネイティブレベルの英語に匹敵するものにできれば、受理される確率も高まるでしょう。ただし、英文校正会者には、可能な限り質の良い原稿を送るようにしましょう。そうすることで、あなたの原稿は、投稿前にそれ相応のチェックを受けることができるのです。

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