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湯浅誠のグローカデミア(6)【番外編】 マレーシア旅行で感じた恐るべき中華パワー

by • December 23, 2013 • 湯浅誠のグローカデミアComments (0)2529

ここ数年の海外旅行は専ら出張ばかりで、旅行する機会もなく、日本人旅行客という目線を忘れていましたが、今回久しぶりに休暇を取ることができ、マレーシアにあるボルネオ島に行ってきました。

州都のコタキナバルまでは成田から直行便があり、6時間弱です。また滞在したホテルも空港からわずか15分の所にあり、移動が非常に楽でした。
夜に到着して翌朝ホテル周辺を探索したのですが、マレーシアの第一印象は「ここは中国なのか?!」と思う程、中華系の観光客が(おそらく中国本土、台湾、シンガポールからなど)たくさんいて、レストランの賑い方が凄まじかったです。

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地元の屋台へ。ものすごい活気に溢れていた

朝食は中華料理が中心で、和食はあまり見かけませんでした。また街中を探索しておみやげ屋に寄っても、かけられる言葉は「ニーハオ」、「アニョハセヨ」で、やがて選択肢がなくなり「コンニチハ」に。たまたまそうだったのかもしれませんが、ここでは日本人観光客はマイナーなようです。色々なツアーなどにも参加しましたが、日本人とご一緒することは帰りの飛行機までなかったです。英語のツアーに参加したのに、中国語のガイドさんが担当するツアーもありました。「はたして、昔はどうだったのか?」という疑問が湧きました。

宿泊したホテルへの書き込みにも「中国人がたくさんいて非常にマナーが悪い」との投稿をたくさん目にしましたが、むしろ私は中国パワーに圧倒されて、日本人はこの先、中国人と対等に渡り合っていけるのだろうかと不安になりました。
つい最近フランスが発表した世界の観光客レビューなるものに「日本人はマナーがいいが、実は不満があっても言わず自国に戻ってから悪口書き込みするので要注意」と書いてあったのを目にしました。実に的を得た話ですが、要求をはっきり伝えている(実行している)中国人を見てマナーが悪いと見るか、それが世界の現実と見るか、でかなり違ってくると思います。

マレーシアは地域により異なりますが、大多数のマレー系を中心に、中華系、インド系(ボルネオでは少数)、フィリピン移民が混在する国ですが、レストランに入っても、経営者が中華系、従業員がマレー系というのが大多数です。本当に華僑は世界中にネットワークがあるなと関心しました。ただただ、中華パワーに驚かされました。

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地元の人で賑わうマーケット

話が変わりますが、マレーシアはほとんどの国民が英語を話します。当然流暢な人とそうでない人がいますが、一番のバロメーターであるタクシーとローカルレストランで英語が通じるので、生活はインドよりしやすいと思います。インド同様様々な民族が1つの国にいるからかもしれませんが、やはり英語が通じるのは観光客にとってもストレスフリーです。日本を外国人観光客の目線で見たことがないのでわかりませんが、タクシーに乗って英語が通じるというのは想像がつきません。英語が話せるというのは、観光客にとって大きな利点です。

今回の旅行で感じたのは、日本はもはや観光ビジネスにおいても存在感が薄くなっているのではないかということです。そのかわりに、中国が物凄い勢いで消費をしているので、スタンダードは当然中国人にあわせる傾向にあります。
車がいい例で昔は東京モーターショーに各メーカーが全精力を注いでいましたが、最近は出展自体を見送る海外メーカーが結構あり、上海モーターショーで新型車を発表しています。

マレーシアも発展が著しく、あちこちで建設ラッシュを見かけます。しかし計画性がないと思われる街作りなので、とにかく歩きにくい。是非一度丸の内を見てもらいたいと思いました。
日本は今後ハード(インフラ)もそうですが、ソフト(コンサル)にもっと力を注いでいくべきかと思います。中国は物作りが得意なので、同じ物を確実に安く作れてしまいます。しかしソフトのノウハウは簡単に習得できません。インド・デリーで走っているメトロがいい例で、インド国内で唯一時間通りに運行している電車です。これには日本のテクノロジーと運営ノウハウが活かされています。新幹線もただ箱(電車)を導入しても意味がなく、実際の運営ノウハウまでついてきてはじめて機能すると思います。

今回のマレーシア旅行では、中華系パワーを目のあたりにし、私たち日本人はこれから何が出来るかを真剣に考えて、実行するべきだと考えさせられ旅でした。

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湯浅 誠 /Makoto Yuasa
カクタス・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役
勤務地 Tokyo, Japan

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