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湯浅誠のグローカデミア 日米学術大会の大きな違い(2)

by • November 5, 2013 • 湯浅誠のグローカデミアComments (0)2788

↑ サイエンストークス打ち上げにて、カクタスの共同創設者。いち・にー・さん・ダー!でなく乾杯です。

前回は日本と海外の学術大会の違いを、「展示ブース」を取り上げて説明しましたが、今回はセッションの進め方について気づいたことを語りたいと思います。私自身、学術セッション参加の場数がそれほどたくさんあるわけではありませんので、すべての日本と海外の学会でこれらの違いがあるとは限りませんが、非常に印象的だったセッションのお話しをしたいと思います。

アメリカで参加した学会セッションは、「これからの国際学術出版について」をテーマにアメリカの学会、大学図書館、そして学術出版社がパネリストとして議論するものでした。参加型のセッションで、その場でTwitterから聴衆の意見をリアルタイムで聞き、パネリストがそれに答えていくというものでした。会場では挙手して質問する方ももちろん多数いらっしゃいますが、Twitterを利用した質疑応答は進行を止めることなくでき、少し聞きにくい質問も出やすく、とても勉強となるセッションでした。

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京都産業大学のセッションでパネリストとして招かれた時の写真。プレゼンの作り方一つで参加者の集中力の持続がちがいます。

やはり学術大会のセッションは学生にとって勉強や情報収集が一番の目的だと思いますが、スピーカーからの一本通行ではなく、質問そして自分の意見をぶつけ、議論する事ができる工夫があると面白いですよね。アカデミックな議論は、専門家のあつまりだからといっても、やはり参加して楽しくて、参加した人一人ひとりが満足感を感じられるように運営することが大切だと思います。カクタス・コミュニケーションズは学術コミュニケーション・サポートを行う企業。「コミュニケーション」のスタイルひとつで、聴衆への伝わり方はずいぶん違うと感じます。

カクタスでは先日、科学新聞さんと共催でScience Talks(サイエンストークス)ニッポンの研究力を考えるシンポジウム第1回大会を開催しました。研究者、政策関係者、大学経営者、文科省、財務省それぞれの立ち位置にいる「日本の研究を元気にしたい!」と考える方々が集まってライブ討論をするイベントです。詳しくは次回からの記事で解説しますが、Science Talksではこれまでに多くの学術大会セッションを見てきた経験を生かして、参加型のイベントになるよう十分な工夫を凝らし、おかげさまで大盛況でした。

実はうちのカクタス・コミュニケーションズ本社は社員の参加型会議をしょっちゅうやっているのです。各国オフィススタッフが一同に集まるマジメな社内の国際年会議でも、できるだけ社員の参加レベルが上がるように毎回工夫を凝らし、歌やちょっと恥ずかしい会社のオリジナルダンスを躍らせたり、ゲームを入れたりして盛り上げる仕組みをいろいろ使っていいます。※


カクタスヴィジョンダンス。私も当然(誰かを見ながらなら)踊れます!

日本ではこういう参加型イベントは根付かないと思われがちですが、今回のScience Talksのイベントを通じて、日本人は心で思ってはいるけど、なかなかそれらをぶつけるプラットフォームがないというのが、一番の盲点ではないかと感じました。よく海外の人から「あまり意見がない」と言われている我々日本人ですが、実はそんな事はなく、ちゃんと発言が自由にできる「場」を作ると、皆さん非常にたくさんの意見を述べられます。立場に関係なく関係者が自由に議論出来る「場」を作ること。ぜひ今後学会さんの大会で見てみたいと思いますし、私たちでサポートできることはどんどんさせていただきたいとおもっています。

※カクタス本社では一人でも多くの意見を取り入れるため、必ず最初にCACTUS Vision Dance (なんと社歌があり皆歌いながらダンスをします!)をして次にIce Break Game(普段職場ではあまり話をしたい話題を中心に)を行います。これで皆緊張感がなくなり自然体になります。またその場で皆が選択肢の質問に答え、すぐに結果がスクリーンに表示される、クリッカーを使った議論も行ったりします。意外な結果が出て議論が思わぬ方向に進んだりします。ダンスは恥ずかしいですが、やっぱり盛り上がりますね。

 

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MakotoYuasa.jpg湯浅 誠 /Makoto Yuasa
カクタス・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役
勤務地 Tokyo, Japan

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