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湯浅誠のグローカデミア(20)英語会議の目的と対策(下)

by • May 19, 2014 • 湯浅誠のグローカデミアComments (0)1924

みなさん、こんにちは。カクタス・コミュニケーションズの(英文校正エディテージ)代表取締役、湯浅誠です。

 前回の記事の続きです。

弊社でも入社してくる社員の英語力は様々です。昔は英語力が一定レベル以下の社員には社内英語教育トレーニング(なにせカクタスは語学サポートを行っているので英語教育はすべて自前です)を行っていましたが、やはり押し付けられたものは吸収できません。最終的にたどり着く決断は「必要であれば習得するしかない。それはすなわち、そのスキルなしでは社内で生きていくことが出来ない環境にする」ということです。

とにかく社員を会議に参加させます。弱音を吐こうが黙っていようが、参加させ続けることです。中途半端に手を差し伸べると人間は甘えてしまうので、仮にサポートをする場合は、会議後にサマリーを日本語かつ1対1で行います。普通の人間であれば10回も会議に参加して、議論が理解できない、また自分の言いたいことが一言も言えない現実に直面すると悔しさから、何が何でも英語を学ぶか、諦めてこれは自分には無理だと会社を辞めてしまうかのどちらかでしょう。
少し厳しい言い方をしていますが、日本人は基本的に真面目で学ぶ姿勢があるので、ほとんどは前者へシフトしていく傾向にあります。それに不思議と情報はある一定の量を超えると吸収できるものです。英語での会議が習慣になり、このような英語会議への参加を続けているとなんとなく理解できるようになります。

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会社として行っているサポート(本社や海外支社にお願いしていること)は、まず最後まで聞いてもらうということです。私もイギリス留学で経験しましたが、「えっ、何いっているかわからない」と英語のネイティブにコメントをされると、それでもう「ああ、自分はやっぱり英語力がない。ダメだ」と自分のせいにしてしまったことも過去にはあります。

現在の会社近くにあるタイレストランのタイ人の店員さんはかなりブロークンな日本語を使いますが、私がよく理解できずに聞き返すと「何でわからないんだ!」と言いたげな顔で私を見てきます。また非英語圏のマーケティングスタッフと英語で会議場合も、ブロークンイングリッシュで堂々とプレゼンをしますが、それを皆が必至に理解しようと聞いています。相手がしっかり受け止めてくれると安心して、持てる力を発揮します。逆に緊張状態にさせてしまうような環境だと上手くいきません。基本的すぎる事ですが最後まで聞くことが重要だと思います。特に日本人は自分を責める人が多いので、決してあなたのせいではないというサインを送る必要があります。

 

それでも最初から英語で会議をこなせる人など皆無に等しいので、私は事前に自分が言いたい事をすべて英文にして送っていました。会議中に言いたいことが上手く伝えられなかった場合や補足をしたい際にもフォロー・アップのメールを長文で書いていました。時間はかかりましたが、なにせ実践(会議)で思うような結果が出せていなかったので、これ以外に解決策がありませんでした。

 

こうして最初はあまり何が言いたいかわからない自分の主張がだんだん理解され、どんどん質の高い会議に召集されて、それに伴い自分の英語スキルは当然の事、仕事スキルも向上していきました。

 

最後に一番初めに出た英語会議の目的ですが、やはり英語が通じない人との会議を行う場合に限定すべきだと思います。そもそも外(外国人)の意見が必要ないのに英語を使う必要はないので、無理に英語の環境に置く理由がないと思います。英語が必要な環境下にある人は英語を勉強している感覚はなく、仕事に必要なスキルとして捉えています。なにせそれが出来ないと仕事になりませんので。

 

どうしても英語が出来る人材を育てたいのであれば、これはもう英語圏の人をそばに置くしかないかと思います。ただし、その目的が単に英語の習得であれば、そもそもその目的自体が違っています。
例えば、英語論文は自分の成果発信にとって必要なので執筆している方は英文ライティング力のみ身につければよく、国際共同研究をしている方はコミュニケーションが必要なので会話力を身に着け、英文はネイティブにお願いするのが効率的だと思います。なぜ英語が必要か、またその場合どの英語力が必要かと見極め、目的にあった学習をおすすめします!

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湯浅 誠 /Makoto Yuasa
カクタス・コミュニケーションズ株式会社
代表取締役
勤務地 Tokyo, Japan

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