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洋書で学ぶ英語表現(2)Winter Frost

by • February 17, 2014 • 洋書で学ぶ英語表現Comments (0)4433

こんにちは。エディテージで営業を担当しています屋宮です。

今回ご紹介する本のジャンルはサスペンスです。
作者が提示する微妙な手掛かりを読み解きながら、自分の力で犯人を探り出す。犯人捜し・謎解きは、ミステリーの醍醐味ですよね。古くはアガサ・クリスティやエラリー・クイーン、昨今では綾辻行人さんや東野圭吾さんの小説は、最後までドキドキさせられます。そんなスリリング満点のミステリーが、至るところ軽妙なやり取りや苦笑せざるを得ないジョークで満ちていたら、どんなに面白いことでしょう。

そんなミステリーが、R.D. Wingfieldのフロスト警部シリーズです。犯人探しの緊迫したミステリーでありつつ、冒頭から終わりまで、大笑いというわけではありませんが、思わず「プッ」と吹き出してしまうジョークに溢れています。

主人公のフロスト警部は、簡単に言えばイギリス版両津勘吉(違うか…)。身なりと言えば、いつもよれよれの雨合羽とえび茶色のマフラー。口を開けば下品なジョーク。書類整理が大の苦手で、統計・勤怠資料のねつ造・改ざんはお手の物。一見、ダメダメかと思いきや、義理人情に厚く、部下思い。直観(だけ)を頼りに事件を解決へ導きます。ホロっとするような言葉で読者の涙を誘ったかと思えば、次の瞬間、下世話な冗談で場を凍らす、全く愛すべきキャラなのです。

そんなフロスト警部のもとには、なぜかいつも仕事が舞い込みます。今、読んでいるシリーズ第5作目、『Winter Frost』(日本語訳は創元推理文庫より『冬のフロスト』)も次から次へと事件の嵐。嫌な上司にこき使われ、使えない部下に足を引っ張られながら、「なんで俺ばっか」と文句を言いつつ、朝の8時から翌朝3時~4時まで、足を棒にして事件解決を目指します。仕事に追われ、運に見放され、職場環境の不遇に悩んでいる方は、フロスト警部を読めば「まだ、まし」と思え、元気になること請け合いです!

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イメージクレジット:Googler reads

本作は、宝島社の『このミステリーがすごい! 2014年版』海外編でも第3位に選ばれた名作です。質の高いブリティッシュ・ユーモアに興味のある方は、是非、手に取ってみてください。

洋書を読んでいると、中学校で習うような簡単な単語に戸惑ってしまうことが多々、あります。『Winter Frost』でも、次のような文に躓いてしまいました。皆さんはわかりますか?

 

場面1: He turned to Liz. “I know him. Mickey Harris, one of Harry’s pit bulls… used to be a wrestler.” He stood up, sliding the chair back against the wall.

“You won’t tell him I grassed?” the girl pleaded.

 

場面2: “Head Office judge us on our paperwork, Frost. And in any case, your crime-solving figures are nothing to boast about.”

Frost shrugged. “Never thought I boasted about them. What’s their beef?

 

前後の文脈がないので、これだけで意味を推し量ることは難しいかとは思いますが、読んでいて”grass”が「草」、”beef”が「牛肉」という意味でなさそうだとは感じました。とりあえず辞書を引いてみると、”grass”には「密告する、(警察に)タレこむ」、”beef”には「不平、不満」という意味があったのです。というわけで、場面1の下線部は、「私がタレこんだって、彼に言わないわよね?」、場面2の下線部は、「彼らは何が不満なんだ?」という意味だったんです。日々、勉強です。
論文に使えるような単語ではありませんが、豆知識として覚えておくのもいいかも!?

 

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masayuki

屋宮正享 / Masayuki Okumiya
カクタス・コミュニケーションズ
営業推進部
勤務地:東京,日本

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